働く人に役立つプラスαな考え方に注目する「αism」。
宅配便での再配達をゼロに。
配送人と受取人を結ぶ、ラストワンマイルの変革とは。
都内で配送員をしている杉本卓也さん。
荷物を運べば、そこには必ず受取人が。
配送員・杉本卓也さん「(全部渡せてますね?)100%お渡しできています」
“再配達のない世界”を実現する、その秘策とは。
朝、その日の配達の準備をしていた杉本さん。
配送の効率化のために活用しているのが、「TODOCUサポーター」と呼ばれる配送員向けのアプリ。
配達伝票を撮影し、アプリ内で配達先の住所などを登録。
その後、受取人にSMSで在宅確認を依頼する。
配達員・杉本さん「今在宅回答があった。今(SMSを)送ったばかりですけど、こういった形で、丸(印)が出ると在宅」
受取人は、在宅、不在、置き配を依頼、の3つの選択肢から回答。
すると、配送員のアプリ上のマップに受取人の情報が表示される。
そして情報に基づき、AIが最適な配送ルートをサポートするため、配送員歴がまだ1年の杉本さんも再配達が激減し、多いときには一日で100件もの配達が可能になったという。
配達員・杉本さん「配達完了して、初めて収入という形になる。(アプリによって)不在も減り、重たい荷物(の再配達)も軽減されるので、本当にありがたい」
配送員の人材不足の解決にも期待される、配送員と受取人を結ぶ物流の“ラストワンマイル”の変革。
「TODOCUサポーター」運営・207 高柳慎也代表「物流業界は多重下請け構造になっていて、(下請け業者は)荷物1個あたり何百円というのを、1個あたりで受けている。(物流の課題を)配送員に押し付ける形になっていて、根本的に再配達を減らし、配送効率を上げる仕組みが必要なので、そこを僕たちがやっていくということを思っている」
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