「発信者情報の開示を」SNSで誹謗中傷被害…母の請求認める判決 遺体で発見の中2女子”いじめ”疑い (21/12/23 15:25)

北海道旭川市で3月、女子中学生が遺体で見つかり、背景にいじめがあった疑いがあるとして第三者委員会の調査が続く問題。

 SNSで遺族への中傷が相次いでいるとして、女子中学生の母親が発信者情報の開示を求めていた裁判で、旭川地方裁判所は12月23日、母親の請求を認めました。

 3月、旭川市内の公園で中学2年生の広瀬爽彩さん(当時14)が遺体で見つかり、旭川市教委は4月に「いじめの重大事態」として認定し、第三者委員会でいじめの有無を調べています。

 この問題をめぐり広瀬さんの母親は7月、「関係のない方も含む多くの方が、多くの名誉毀損(きそん)的投稿により傷付けられている。このような状況を少しでも抑制することができれば」として、接続業者のソフトバンクを相手どり、発信者情報の開示を求めて、旭川地裁に提訴していました。

 23日の判決で旭川地裁は母親の請求を認め、ソフトバンクに発信者の名前や住所などの情報を開示するよう命令しました。

 判決を受け、遺族の代理弁護士は「判決の確定を待ちたい」とコメント。

 一方、ソフトバンク側は「判決内容を精査し、対応を検討したい」としています。

 母親は、別の接続業者にも同様の訴えを起こし、その業者は開示請求に応じ、訴えを取り下げています。

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