愛知県内では感染拡大防止の一手として薬局に無料の検査所が開設されました。どのように検査を受けることができるのでしょうか。
愛知県では5日、73人の感染が確認されました。
愛知県で1日当たりの感染者数が70人を超えるのは、去年10月6日以来およそ3カ月ぶりです。
そんな中、4日から愛知県で新たに始まったのが、ワクチン接種の有無にかかわらず無症状の人が受けられる新型コロナの無料検査です。
「オミクロン株の市中感染が発生したことを受けて、当面の間の措置として、感染不安を感じる無症状の方も登録検査所において無料で検査を受けていただくことができますのでご利用いただきたい」(愛知県 大村秀章知事)
これまでの無料検査は「ワクチン・検査パッケージ制度」の利用を目的に、ワクチン接種を受けられない人と12歳未満の子どもだけが対象でした。オミクロン株の市中感染を受け、検査の対象が拡大した形です。
「一般検査の期限は1月末ですが、オミクロン株がさらにまん延・拡大している状況になれば延長を考えていきたい」(愛知県 大村秀章知事)
検査は県に登録された薬局や医療機関で受けることができます。
プライバシーも確保
ドラッグストアを全国展開する「ウエルシア薬局」は、4日から愛知県内の58の店舗で無料のPCR検査や抗原検査を始めました。名古屋横吹町店では、5日昼の時点で4人が検査に訪れたといいます。
「知り合いの所へ行くので、新しいウイルスが出てきたので検査を受けようと。PCR検査にしました。陰性なら安心して気持ちよく行けるのが良い」(検査を受けに来た人)
検査はどのような手順で受けられるのでしょうか。実際に体験してみました。
まずは、窓口で申込書を記入します。
「身分証明書での本人確認をお願いします」(林さん)
「本人確認が必要なんですね」(記者)
検査の種類は、PCR検査か抗原検査を選ぶことができます。また、検査中は周りをパーテーションで囲うためプライバシーも確保されています。
抗原検査なら最短15分で判明 PCR検査は翌日以降
「検査は主に自身で行う形になります。抗原検査の場合、鼻の奥を直接綿棒で取り液体に溶かし込んで、判定用にディスクの上に滴下してラインの有無で判別します」(林さん)
検査結果は抗原検査の場合15分から30分で判明し、その場で通知書を受け取ることができます。PCR検査の場合は翌日以降の発行となります。
Q.この検査で陽性と判明した場合は?
「こちらは確定検査ではないので感染していると言い切れませんが、すぐに医療機関へ受診してもらう必要があります」(林さん)
検査結果通知書の有効期限は、抗原検査の場合は検体採取日から1日、PCR検査の場合は検体採取日から3日となっています。
「地域に向けた感染拡大防止の活動に貢献できてありがたいと思っています。地域の皆様の安心安全のために努めていきます」(林さん)
(1月5日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)
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