1人暮らし「死んじゃうかも」 一気に9倍 自宅療養の現場 【新型コロナウイルス】

東京で、新型コロナウイルスの感染者が、9日連続で1,000人を超えた。

自宅療養中の女性が、過酷な状況を語った。

新たな課題が浮き彫りとなっている。

東京都・小池知事「自宅療養者の皆さんへの支援、これも拡充してまいります」

感染しても、入院先や宿泊施設が見つからない自宅療養者。
各地で死亡例が相次いでいる。

不安と闘う自宅療養者自身が、自宅療養者「自分がもしかしたら死んじゃうかもって...」などと、つらい胸中を語った。

新たに1,471人の感染が確認された東京都。

20日から、200人近く増加した。

30代「人の量は変わらないと思います」

20代「先が見えないので、いつまで人を避けて行動したらいいのか...」

人出が減少しない中で、増加の一途をたどる感染者。

医療のひっ迫による自宅療養者の急増は、さらに深刻化している。

神奈川県で1人暮らしをする39歳の女性。
自宅療養中の1人。

自宅療養者(39)「はぁ...しんどくて、洗い物ができなくてキッチンがひどいです。つらいです」

17日にコロナ感染が判明し、19日までは38度の熱が続いた。

しかし、呼吸困難などの症状がないため、入院ではなく、自宅療養の措置が取られた。

自宅療養者の数は各地で急増していて、東京都の場合、2020年12月1日には1,000人未満だったが、2021年1月20日は、およそ9倍の9,000人近くまで増えている。

自宅療養者(39)「(感染してから)1週間たってから急に悪化する例も多いと聞いたので、もしかしたら死んじゃうかもというのも考えて」

宣言の再発令から2週間。
人出減少の効果は、出ているのか。

携帯電話の位置情報を分析する会社、Agoopによると、前回4月に宣言が発令された日から2週間後の人の流れは、東京駅や横浜駅でほぼ半減。

50%近い減少率。

しかし今回、再発令前日の6日と、2週間後の減少率は、東京駅で2割弱、横浜駅では1割程度にとどまり、宣言の効果が前回より薄まっていることがうかがえる。

今回の宣言で、再び難しい対応を迫られることになった飲食店。

営業スタイルそのものを、大きく変える店も少なくない。

東京・新宿にある居酒屋は、宣言の再発令を受け、10日から2月7日まで、営業時間を昼から午後8時まで通し営業に変更した。

そのうえで、感染対策を徹底。

メニューも、「カニ・寿司食べ放題」の1本に絞ったところ、客足が伸び、売り上げは例年の2倍に伸びたという。

客「(お値段的にも?)すごく良心的だもん」

その良心的な値段には、わけがあった。

実は、この食べ放題メニュー、原価率を通常の30%から80%に引き上げているため、もうけは例年以下。

俺の魚を食ってみろ!! 前原妙子代表「利益はほとんどない状況です。仲卸さん、生産者さんに喜んでもらって、応援したいという思いでこの企画を考えてやりました」

国会では21日、2日目の論戦が繰り広げられた。

菅首相が示したのは、国民全員に行き渡るワクチンの具体的な数。

菅首相「昨日のファイザー社との最終契約により、全体として3億1,000万回分を確保できる見込みです」

政府は20日、アメリカのファイザー社と、ワクチン供給の正式契約を結んだと発表。

年内に1億4,400万回分、7,200万人分の供給を受ける。

これまでに契約している2社分をあわせると、3億1,400万回分となり、国民全員が2回打てる数を確保できることになる。

武田薬品工業によると、21日、新たにアメリカのバイオテクノロジー企業「モデルナ」のワクチンが、国内で最初の治験者に投与されたという。

これで、正式契約した3社のワクチン全ての国内治験が始まったことになる。

さらに、ワクチン接種を管理するうえでの新たな検討方針も打ち出した。

#新型コロナウイルス

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

アプリで最新ニュースに簡単アクセス
https://yappli.plus/fnn-prime_flyer

チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/subscription_center?add_user=FNNnewsCH

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事