ウクライナ情勢“最大の戦争の危機” 市民が軍事訓練「ロシア許せない」(2022年1月20日)

 専門家は「冷戦以降、最大の戦争の危機」と指摘しています。バイデン大統領はウクライナ国境に10万人規模の軍を集めているロシアに「侵攻すれば重大な痛みを課す」と牽制(けんせい)しました。

 迷彩服を着て銃を手にした人々。心許ない感じですが、実は彼らは「ウクライナの一般市民」。

 隣国のロシアによる「侵攻」の可能性が高まるなか、戦闘訓練に参加しています。

 NATO(北大西洋条約機構)に入りたいウクライナ。一方でロシアは、それを阻止する立場。

 国境沿いに10万人規模の軍を集結させ、緊張が続いています。

 そんなロシアをアメリカは強く牽制。

 バイデン大統領:「もしロシアがウクライナに侵攻したら、我々はロシアに対して経済制裁で重大な痛みとコストを科すことになる」

 ウクライナの首都キエフ。一見、普段通りの生活ですが、通りにはロシアとの紛争で命を落とした兵士たちの写真があります。

 軍事訓練に参加する市民も・・・。

 会計士などをしていたオレシャさん:「すべての市民の責任は母国を守ること。ロシアは許せない。我々は戦います」

 対するロシア。

 専門家は「軍の態勢は、かつてないレベル」だと分析しています。

 東京大学先端科学技術研究センター・小泉悠専任講師:「(ロシア軍の)地上兵力の3分の1から半分くらいがウクライナ周辺に集まってきてると思う。冷戦が終わった後のヨーロッパで最大の戦争の危機と言っていいのではないか。日本としても対策は考えるべきだと思いますね」

 日本の外務省幹部は「日本政府も注視し、アメリカなどと連携している」とし、与党幹部によりますと、政府は、すでに情報収集や邦人保護に動いているということです。

 そんななか、21日に米ロの外交トップが話し合いを行う予定です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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