新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)

新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-), by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=4065542 / CC BY SA 3.0

#2019新型コロナウイルス感染症
#パンデミック
新型コロナウイルス感染症の世界的流行(しんがたコロナウイルスかんせんしょうのせかいてきりゅうこう)とは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染によって引き起こされる急性呼吸器疾患(COVID-19)の世界的流行(パンデミック)のことである。
2019年末から流行は始まり、この新型コロナウイルスの感染拡大(しんがたコロナウイルスのかんせんかくだい)を阻止する過程で世界の体制を再編する事態となった。
メディアを再生する ビデオまとめ (スクリプト) 全世界が感染症の危険に晒された事で、ロックダウンや入国制限、オリンピック延期・縮小など、人類が過去に経験していない事態に陥った。
パンデミックを収束させるために実施されたロックダウンなど各種政策において、反グローバリズム、反民主主義的な措置も一部必要となり、世界の体制に大きな変化を及ぼした。
コロナ以後の世界では社会生活のオンライン化が顕著な反面、行動の自由では従来より大きく後退し、経済活動が大きく縮小した。
外食、観光、レジャー、興行、公共交通など、未だオンライン化できない商業活動もあり、巣ごもりの状況は実体経済を着実に蝕むため、COVID-19ワクチンの接種により行動の自由を回復する事が急務となっているが、ニューノーマル(人間活動の新たな常態)への適応も始まっている。
SARS-CoV-2が研究途上のウイルスであることから、未だに先の見えない状況が続いている。
2020年10月2日時点で、感染は215の国と地域で起きており、感染者34,205,773人、死者1,021,576人、回復者23,104,496人となった。
また、世界の感染者数は指数関数的な伸びを続けている。
2021年5月には、全世界で約690万人の死者が出ているという分析をワシントン州立大学が発表。
WHOが、1918年に発生したスペインかぜのパンデミックと比較を行っていることから分かる通り、人類史上最悪クラスのパンデミックと言える。
発生源とされる武漢華南海鮮卸売市場の空撮。
左手に見えるのが正面玄関。
消毒チームが付近の消毒を行っている(2020年3月4日撮影)。
2019年11月22日に中華人民共和国湖北省武漢市で「原因不明のウイルス性肺炎」が初めて確認され、その後は武漢市内から中国大陸に感染が拡がり、中国以外の国家と地域に拡大していった。
新型コロナウイルスの特徴はこれまでの重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)等と同様と思われていたが、過去にない潜伏性の高さから、人類の経済活動を利用して急速に感染を拡大し、2020年1月30日に世界保健機関 (WHO) は6回目となる「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態 (PHEIC)」を宣言 した。
2月28日にはこの疾患が世界規模で流行する危険性について最高レベルの「非常に高い」と評価し、3月11日、テドロス・アダノムWHO事務局長はWHOの基準を逸脱してパンデミック(世界的流行)相当との認識を表明した。
パンデミック発生以降、あまりにも未曾有過ぎる事態に情報が錯綜し、世界では人種差別やイデオロギー対立などの問題も一気に顕在化した。
新型コロナウイルスの流入を防ぐため、世界各国は入国制限を掛けたが、新型コロナウイルスの潜伏性の高さから流行の影響は180以上の国と地域に及び、中国、韓国、イタリアやスペインを始めとした欧州、日本、米国などでは大規模な流行が発生している。
これにより、世界各国の主要都市で相次いでロックダウン(都市封鎖・移動制限)が実施され、需要やサプライチェーンを阻害したことで、コロナ・ショックと呼ばれる社会・経済的影響も引き起こしている。
特に、デジタル化出来ない事業に対する大幅な需要減(特に旅行・伝統文化・イベント業界の売上高は2020年5月の前年同月比で軒並み99%減)とサプライチェーンの混乱が実体経済に深刻なダメージを与えた。
その後行われた、経済活動と感染拡大防止の両立を目指した世界各国の対応は難航しており、多くの国が経済活動を再開した結果、全世界の感染者数は再び指数関数的に伸び始めている。
コロナ・ショック前後の社会を区別するため、『ビフォアコロナ』『アフターコロナ』『ポストコロナ』『アンダーコロナ』『ウィズコロナ』などの用語も提唱されている。
SARS-CoV-2と呼ばれるコロナウイルスは、中国の湖北省武漢市の武漢華南海鮮卸売市場で初めて同定さ…

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