南アで確認“新変異株”英科学者らが「大きな懸念」(2021年11月26日)

 南アフリカで新型コロナウイルスの変異株が新たに見つかりました。イギリスの科学者たちが、このウイルスに「大きな懸念」を持っていると発表されましたが、一体どんな性質を持っているのでしょうか。

 イギリス・ジャビド保健相:「我が国の科学者たちは、この変異株に対し大きな懸念を持っています」

 新たな脅威となるのでしょうか。

 イギリス・ジャビド保健相:「この変異株の早期兆候として、デルタ株より感染しやすく、既存のワクチンの効果が弱い可能性があります」

 南アフリカで見つかった新たな変異株「B1.1.529」。イギリス政府によると、この変異株は感染力が強いうえ、免疫反応を回避する特徴があり、ワクチンの効果が低くなる可能性もあるとのことです。

 また“変異の量”はデルタ株の2倍あるとも・・・。

 東邦大学・小林寅てつ教授:「(Q.変異の量が2倍とは?)変異の箇所が非常に多くてですね、今までの形を成していたウイルスと大きく性質を変えてきたとイメージすればいいのでは」

 すでに南アフリカやその隣国のボツワナ、さらに香港でも南アフリカからの渡航者から見つかるなど、合わせて82例が確認され、イギリスやシンガポールでは南アフリカを含む周辺国からの渡航を制限すると発表しました。

 松野官房長官:「変異株B1.1.529については、現時点では空港検疫を含めて日本国内では確認をされていませんが引き続き、(世界保健機関)や諸外国の動向等の情報を収集しているところであります」

 東邦大学・小林寅てつ教授:「変異株はやはり感染力が強くなってくるので、できるだけ水際対策をきちんと取って、(変異)株を入れないのがとても重要」

 一方、すでに日経平均株価は大きく反応。25日の終値と比べて一時、900円近く値を下げました。

 そんななか、25日に確認された東京都の感染者は19人。5日後に迫った3回目の接種開始を前に、厚生労働省は接種間隔を「原則8カ月以上」から例外的に「6カ月以上」に前倒すことを認めています。

 具体的にはクラスターが発生した医療機関など入院患者や医療従事者などです。

 後藤厚生労働大臣:「感染防止の観点から8カ月を待たずして接種を行う範囲をさらに必要があれば検討していきたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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