世田谷一家殺人事件、犯人は15歳~20代か 新たな情報

2000年12月に東京・世田谷区で一家4人が殺害された事件で、警視庁は現場に残された犯人の遺留品などを重点的に調べた結果、新たな犯人像として「15歳から20歳代」と推定したことを明らかにしました。

 2000年12月31日に会社員の宮沢みきおさん、妻の泰子さん、長女のにいなちゃん、長男の礼ちゃんの一家4人が、世田谷区上祖師谷の自宅で何者かに殺害されているのが見つかりました。

 警視庁は現場に残されたバッグやマフラーの販売状況や使用状態などから、新たな犯人像について、事件当時15歳から20歳代の痩せ形と推定したことを明らかにしました。また、バッグの中には蛍光ペンの塗料が付いていて、使い込んだような跡があることから、バッグが販売されていた1995年から1999年に学生生活を送っていた可能性があるということです。

 事件は17年余りがたった今も未解決のままです。宮沢みきおさんの母親・節子さんは「年月がたてばだんだん記憶が薄らいでくるのが自然だと思う。理由が分からない。なぜ事件が起きたのか、一番それを知りたい。元気なうちに知って、みんなに報告したい」と語り、今回の情報公開をきっかけに事件を思い出し、解決につながってほしいとしています。

 警視庁はこれまでの捜査結果をホームページで公開し、情報提供を呼び掛けています。

■警視庁成城警察署 電話03-3482-0110

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