「爆発すること知っていた」殺虫スプレー5本所持 京王線切りつけ放火の男【京王線刺傷事件】

東京・調布市を走行中の電車内で男が刃物で乗客を切りつけるなどし、17人がけがをした事件で、逮捕された男は、殺虫スプレーを5本所持していて、「スプレーで爆発することを知っていた」と供述していることがわかった。

服部恭太容疑者(24)は、10月31日午後8時前、調布市内を走る京王線の特急電車内で、男性(72)の胸を刃物で刺し殺害しようとした、殺人未遂の疑いが持たれている。

この事件では、17人がけがをして、刺された男性は重体。

服部容疑者の中学校の後輩「物静かな感じで、目立ったような人ではない。騒いでる中にいるような人ではなかった」

服部容疑者は、殺虫剤のスプレーを5本所持していて、「スプレーで爆発することを知っていた」などと供述しているという。

また、およそ1カ月前から、八王子市内のビジネスホテルに滞在していて、「滞在費用は消費者金融から借りていた」などと話しているということで、警視庁は、くわしい経緯を調べている。

この事件を受けて、斉藤国土交通相は閣議後の会見で、2日午後、各鉄道事業者の安全統括管理者を集め、再発防止策を検討するよう指示することを明らかにした。

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