「拉致解決へ北朝鮮にワクチン提供を」野党議員の大胆提案に批判と擁護の声 日本の“本気”とは?

6月11日の参議院拉致問題特別委員会で、野党議員が、「拉致問題解決のため北朝鮮にワクチン提供したらどうか」と大胆な提案を行ったことが賛否両論を呼んでいる。

審議の中で立憲民主党の森裕子副代表は、北朝鮮による拉致問題の膠着(こうちゃく)が長期に渡っていること、政府が「拉致問題解決のためにあらゆる機会を捉える」と強調していること、日本では新型コロナワクチンの確保量が全国民分を超え余剰が出ることを踏まえて、次のように政府に提案した。

森裕子議員
「拉致問題解決のための対北交渉について、あらゆる機会を利用すると繰り返しおっしゃってるわけですから、この余剰ワクチンを北朝鮮に対して人道支援ということで提供するということはいかがでしょうか」)
茂木外相
「それぞれの国のニーズであったりとか感染状況、こういったものも考えながらワクチンの直接供与というのも考えなければならない」

森氏はさらに「日本の本気度を見せたらどうか。できることはすべてやるんでしょ。それを聞いているんですよ。残念ですね、全然本気度が感じられない。本当に最重要課題なんですか」と追及した。
これに対し、茂木外相は、「北朝鮮自身はコロナの感染者は出ていないと言っている。ワクチンが欲しいと国際社会に示していない中でどうするかという対応になる」と述べた。

森氏の大胆な提案についてはネットやSNSなどで、「必要ない」「あきれた」「逆ギレされるだけ」などという批判が多い一方、「論理は理解できる」「交渉にプラスになる」との擁護の声もあり、意見が分かれている。

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