出典:EPGの番組情報
ポツンと一軒家 秋の2時間SP▽カメラが捉えた創建千年の観音堂11年ぶり(秘)御開帳[字]
衛星写真で発見!“何でこんな所に?”という場所に、ポツンと建つ一軒家を日本全国大捜索!
◇番組内容
今年10月でレギュラー放送4年目を迎えた番組。過去に訪れた2軒の思い出深い“一軒家”を再訪します。
【青森県】
2年8カ月前に訪れた青森県の“一軒家”!所は「リンゴジュースをつくっている農家さんでしたよね」と覚えていたが、その後の暮らしぶりとは…?
◇番組内容2
【岩手県】
1年8カ月前に訪れた岩手県の“一軒家”!当時86歳のおばあちゃんが干し柿をつくりながら暮らし、56歳の息子さんが病院への送り迎えをしていた。現在について、所は「息子さんと仲良く同居していて、一緒に干し柿をつくっているといいですね」と予想するのだが…。
◇出演者
【司会】所ジョージ
【パネラー】林修
◇ナレーション
緒方賢一、小山茉美
◇おしらせ
☆お知り合いの『ポツンと一軒家』を教えてください!☆番組HP
https://www.asahi.co.jp/potsunto/
☆Twitter
https://twitter.com/potsun_abctvジャンル :
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
ポォーッ!
(堀内)出た!
あっ 輪っか 出した!
輪っか 出しました!
<衛星写真を拡大すると
見えてくる>
<人里離れた
<いったい
<こんな所に
暮らしているのだろうか?>
(捜索隊)わあー 緑
あっ 実 なってますね
ああー なってる なってる
前回 雪が積もってたんで
全然違いますね
<かつて 訪ねた
青森県の山の上の
りんご農家>
<3年ぶりに
また訪ねてみると…>
ほら これがサビなの
(捜索隊)えっ? サビ?
(工藤)霜にやられて
(捜索隊)あっ これは もう
霜の跡なんですね
あっ のぼり立ってますよ
いよいよ始まるって感じが
するな
<博打の神様が祭られた
あの観音堂>
<十年に一度の御開帳が
コロナで1年 延期され
今年 開催>
<その神聖な儀式に 捜索隊も参列>
(捜索隊)こんにちは
どうも
(捜索隊)ご無沙汰してます
ちょっと でも
大人っぽくなった感じが…
ありがとうございます
<和牛の繁殖農家の孫娘が
人工授精師として頼もしく成長>
<地元でも その働きぶりが
認められる存在に>
<そして…>
(捜索隊)ああー そっか そっか
<さて
<秋の2時間スペシャル>
(スタジオ内 拍手)
先生 2時間スペシャルですよ
今日
ねえ 4周年を記念して
今回は あれですよね
また 以前にやったものの
その後ってことですよね
そうです そうです
だから 今日 楽しみですよね
どうなってんのか
本当に スタッフが伺うと
快く受けてくださる方
多いですもんね
「おおー どうしてた?」みたいな
なんか あの元気な声を聞くと
こちらまで 元気をいただける…
今日も 元気 いただきましょうか
はい まずは
今から2年8ヵ月前に訪ねた
こちらのポツンと一軒家です
青森
場所は青森ですね
岩手県との県境の山の上で
大きく切り拓かれた所で
何よりも 特徴が…
特徴があるじゃないですか もう
ポツポツ ポツポツって
あれ りんごですよ
これは覚えてます
僕 これ 覚えてます
で なんか 神さまみたいのを
祭ってあんのが
ちょっと離れた道沿いに
なんか あんですよ
それを きれいにしてるっていう
すごい 2年8ヵ月ですよ
なんか でも 覚えてますよ りんご
今 おっしゃったのが このお堂で
そうです そうです
この家のあるじは
工藤宏靖さん
当時 65歳
祖父の代から100年続く
りんご農家を営む
かたわらで
先ほど おっしゃったように
千年の歴史を誇る観音堂を守る
二十一代目の堂守をされていると
で 祀られているのが
株札が貼ってあって
博打の神様だったので…
ああー そうだわ
ちょっと 僕も行ってみたいなと
先生が そう思ったんだから
あのあと ここを訪れる方も
たくさん いたんじゃないですか
そうだと思います
だから あそこ行った人は
多分 りんご 買って帰りますよね
そうですよね
で りんごに 勝負とか書いた…
文字 入れて
太陽に当たって赤くなる前に
大当たりとか
そういう
ふざけたりんごを作り始めた
いやいやいや
ふざけてはないですよ
<衛星写真で見つけた
青森県のポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索開始>
<だが 集落へと向かう道は
雪が残り
舗装が途切れ
砂利道に変わった>
<後ろからも車が来ていた>
<ならば この先に集落があるはず>
<そのまま しばらく走ると…>
(捜索隊)見えてきましたね
<ここで誰か住人を見つけて
ポツンと一軒家のことを
聞きたいのだが…>
<この雪のせいか
辺りに人影は見当たらない>
(捜索隊)あれ?
(捜索隊)行き止まり?
(捜索隊)本当だ
行き止まり…
(捜索隊)いなくなってる
<後ろをついてきていた車が
いつの間にか いなくなった>
(捜索隊)あの人 いた
<千載一遇のチャンスとばかりに
慌てて車を降りるが…>
(捜索隊)あのですね
(捜索隊)クドウさん?
(捜索隊)ああ すいません
ありがとうございます
(捜索隊)えっ?
旦那と同級生
(捜索隊)同級生の方なんですか?
(捜索隊)ありがとうございます
すいません
(捜索隊)はい
<ポツンと一軒家のあるじと
同級生だというご主人を
わざわざ呼び出してくれた>
すいません ちょっと…
(捜索隊)こういう…
(捜索隊)クドウ ヒロヤスさん?
はい
<目指すポツンと一軒家は
たまたま出会った
お母さんのご主人の同級生
クドウ ヒロヤスさんの
家だというのだが…>
(捜索隊)すごいとこ
行くんですか?
(捜索隊)ありがとうございます
すいません
ありがとうございます
<ご親切にも ご主人が
ポツンと一軒家へ向かう
道の途中まで
案内してくれることに>
(捜索隊)思わなかったですね
<集落を出て
15分ほど走ったところで…>
<先導してくれる
ご主人の車が停まった>
(捜索隊)道沿いに
すいません
どうも どうも
<ここを入れば
あとは一本道だという所まで
連れてきてもらえたのだが…>
<ここからが
お母さんが言っていた
すごい所のようだ>
(捜索隊)下 氷だもんね
ずっと行くんだよね 多分ね これ
(捜索隊)ああ 怖いな
<身の縮む思いで
雪と氷に覆われた
危険な山道を上ること15分>
<いつの間にか
かなり山の高い所まで
上ってきていた>
<本当に この先に家があるのか
不安に思い始めた
<凍った山道にヒヤヒヤしながらも
遂に 青森県の山奥に建つ
ポツンと一軒家にたどり着いた>
<雪化粧した高い山の頂上付近に
切り開かれた広大な敷地>
<その隅に建っている大きな家が
どうやら
クドウさんのお宅のようだ>
<屋根の形も配置も
衛星写真と同じ>
<ここで間違いない>
<大きな家の前に
何やら木箱のようなものが
たくさん積み上げられていた>
(捜索隊)すいません
あのですね
<いつも番組を
見てくれていると
笑う この人が
道を教えてくれた
滝川さんの同級生で
ポツンと一軒家の
あるじ
(捜索隊)お二人? あっ
お二人暮らしなんですね
<築 百三十年の この大きな家で
生まれ育った宏靖さん>
<今は 母親と2人で暮らしている>
ああー はいはい
(捜索隊)りんご?
ええ
(捜索隊)っていうことは
(捜索隊)そうなんですね
<衛星写真で見えた
あの緑の点々が
整然と並んでいたのは
りんご畑だった>
(捜索隊)あるんですか?
(捜索隊)ははははっ
<こんな高い山の上を切り開いた
6000坪以上もある広大な土地で
りんごの木を230本も植えて
育てているというが…>
ええ
(捜索隊)高いとことか
(捜索隊)あっ そうなんですか?
(捜索隊)はあー
<祖父が この山の上で
りんご栽培を始めてから
およそ100年>
<今は 3代目を継いだ宏靖さんが
枝の剪定から収穫まで
1人で管理しているという>
<母屋と一つ屋根でつながる倉庫に
秋に収穫した りんごが…>
(工藤)こっちがサンふじ
(捜索隊)これがサンふじ はい
これは もりのかがやき
(捜索隊)もりのかがやき
ってやつですか?
(捜索隊)えっ いいんですか?
(捜索隊)いやいや…
(捜索隊)いいですか?
<その名のとおり 黄色に輝く
自慢のりんごの味は?>
へへへへっ
(捜索隊)あっ そうなんですか
(工藤)これ ジュース用だから
(捜索隊)はいはいはい
えっ いいんですか?
いいよ
(捜索隊)ええー
<工藤家の畑の
りんごを使ったジュースは
山の麓の加工所で作られている>
<実は ここ 町が運営する加工所>
<地域の りんご生産農家が
加工用の りんごを持ち込み
それぞれ 独自のジュースを製造>
<人手がいる作業のため
りんご農家どうしで
互いに手を借り合いながら
ジュース作りが行われている>
<バケツ1杯あたり
30個ほどのりんごを砕いて
ペースト状にしたものを
機械に入れ…>
<上から圧力をかけて
りんごの果汁を搾り出す>
<出来上がった
無添加のりんごジュースは
それぞれの生産農家で
販売している>
<工藤家は
百年続く りんご農家だが
もっと はるか昔から
<あるそうだ>
<りんご畑の脇にある
その場所に案内してもらった>
<霊場の巡礼者が参拝の印に
願いごとや名前 住所などを書いた
お札を納めることから
札所と呼ばれるお寺があるが
工藤家の敷地内には
長い歴史を持つ札所があった>
<山門をくぐって 階段を上ると
そこに 茶色い方形屋根を頂く
小さなお堂が建っていた>
(捜索隊)お父さん
(捜索隊)観音様?
(捜索隊)創建は 1040年
(捜索隊)えっ 1000年?
(捜索隊)えっ 「創建以来 工藤氏が
代々 堂守の任に当たっている」
えっ?
へへへへっ
<およそ1000年前に創建された
野瀬観音堂を
先祖代々 お守りしてきた工藤家>
<宏靖さんは
その二十一代目の堂守>
<日々 農作業のかたわら
境内の掃除や
参拝客の対応などを
行っているそうだ>
<観音堂の内部は
外観とは異なり きらびやか>
<中央に置かれた厨子の中には
10年に一度だけ御開帳される
野瀬正観世音が安置されている>
(捜索隊)ああ あの箱…
(捜索隊)ああー
(捜索隊)うわっ 本当だ
すごい
<なんと
観音さまを安置する厨子が
全面 株札で
覆われているではないか>
<神聖なはずの厨子だが
なぜ このような奇抜な装飾が
施されているのだろうか?>
<実は 工藤家の敷地内を通る
この野瀬観音堂の前の道は…>
<かつて
<旅の途中
休憩で立ち寄った旅人たちが
株札遊びに興じたことから
厨子も株札で覆ったとの
言い伝えが残っている>
(捜索隊)そうなんですか?
博打の神様だって
この辺の人が言うんですけど
(捜索隊)あっ そうなんですか?
(工藤)ははははっ
(工藤)あれが
<野瀬正観世音の
10年に一度の御開帳が
いよいよ来年 やってくる>
<3代 100年続く
りんご農家の宏靖さんは
その日を
楽しみにしている人たちのために
今日も 21代目の堂守として
観音堂の管理に励んでいる>
(呼び出し音)
(呼び出し音)
(呼び出し音)
あっ 大丈夫ですか
すいません
ほら
あら 白状したな
じゃあ スタジオ来ないのは
しょうがないですね
じゃあ しょうがない 娘だからね
ありがとうございます すいません
(捜索隊)何を言ってるんですか
百年続く りんご農家で
二十一代目の堂守って
めちゃくちゃ
立派じゃないですか
(捜索隊)ははははっ ちなみに
(捜索隊)いかがだったんですか?
(捜索隊)ああー お参りに来る方が
増えたってことですか?
(工藤)そうです
(捜索隊)ははははっ なるほど
(捜索隊)あっ そうなんですね
(工藤)そうそうそう
(捜索隊)へえー じゃあ それ
じゃあ 今回にかぎっては
11年ぶりってことですか?
(工藤)そうです
あっ 本当ですか?
じゃあ ちょっと…
はい
おおー
御開帳に行けたんだ?
<本来なら
去年 行われるはずだった
御本尊の御開帳が
コロナ禍で1年延期となり
今年
行われることになったという>
<あの株札で覆われた厨子の中に
いったい どんな御本尊が
祀られているのだろうか?>
<10年に一度しかない貴重な儀式に
立ち会えるチャンス
ということで
<捜索隊が工藤家に向かったのは
(捜索隊)久しぶりですね
(捜索隊)そうですね
(捜索隊)これですね
(捜索隊)これですね
(捜索隊)これですね
(捜索隊)そうですね
<前回 訪れたのは冬>
<路面に雪が積もって
わからなかったが
山頂の工藤家へと上る山道は
未舗装の砂利道だった>
(捜索隊)そうですね
(捜索隊)結構 揺れますね
<以前は 凍結した路面で
タイヤが滑り
冷や汗をかいたが
今回は デコボコの砂利道に
肝を冷やす捜索隊>
<ハンドルを取られないよう
気をつけながら
山頂の りんご畑 目指して
走っていく>
すごいな
結局 いつ行っても大変なんですね
山頂だし
<雲海を見下ろす
高い山の上に切り開かれた
広大な敷地>
<2年8ヵ月ぶりに
天空のりんご畑にたどり着いた>
(捜索隊)ご無沙汰してます
(捜索隊)ははははっ
生かされてるって
ああー
(捜索隊)じゃあ これ…
(捜索隊)ありますよね
ああー そうですか
(捜索隊)そうですよね
(工藤)ふふふっ
<前回 見た 冬のりんご畑とは
様子が一変>
<夏のりんご畑は 青々と葉が茂り
一面 深い緑に覆われていた>
<そして…>
(工藤)なってますよ
(捜索隊)ちょっと
見てもいいですか?
(工藤)はい どうぞ
(捜索隊)あっ この状況で
11月になるんですか?
(工藤)そうです
<山頂の広い畑に並んだ
りんごの木は 230本>
<茂る葉に身を隠すようにして
まだ青いが 大きくなった実が
たわわに実っていた>
<さらに…>
(工藤)ええ これ つがる
(捜索隊)これが
つがるってやつですか
(工藤)食べれると思う
9月の10日っていうか
もう 収穫になる
(捜索隊)これ ちょっと
早いんですね
つがるっていう品種は
じゃあ
(捜索隊)えっ? サビ?
サビ?
(捜索隊)あっ これは もう
霜の跡なんですね
(工藤)うん サビ果
(捜索隊)サビ果
ああー
そういう影響が出るんだ
(捜索隊)サビ果っていうんだ
(工藤)そうそうそう
味は いいんだ
ああ 糖質を増やすからね
ケガすると
でも ジュースにすれば…
ああ そうですね
(捜索隊)あっ そうなんですね
<今年の春 東北地方を中心に
大規模な霜の被害が発生>
<果樹農家に打撃を与えた>
<工藤家でも この霜のせいで
多くのりんごに
サビが出てしまった>
<そして
<夏の厳しい暑さで
実が日に焼けてしまう
高温障害も多く発生>
うわー
こんなふうになっちゃうんだ
<そのため
(捜索隊)あっ なるほど
ちなみに
(捜索隊)無いんですね
(捜索隊)
ああー ブレンドなんですね
(捜索隊)はあ はあ はあ
それで りんごジュース
作ってるんですね
<毎年 天候に左右される
りんご作り>
<収穫前に
必ず やらなければならない
大事な作業があるという>
1人でこれだけは大変ですね
(捜索隊)はいはい
(捜索隊)取ってくんですね
こういう作業も必要なんですね
(捜索隊)あっ
(捜索隊)はいはいはい
(捜索隊)へえー そうなんですか
(捜索隊)ああー
(捜索隊)今 してるんですね
(捜索隊)ああー
(捜索隊)今日は まあ
お一人かもしんないですけど
(捜索隊)あっ 4人ぐらい?
へえー ちなみに
(捜索隊)作ってないんですか?
<9月から11月の収穫期には
こうして 麓の知り合いが
わざわざ山を上って
手伝いに来てくれるそうだ>
<真っ赤な おいしそうなりんごに
育てるには
余分な葉っぱを取り
一つ一つの実を太陽に当て
3~4日たったら裏返すという
非常に手間のかかる作業が
必要だ>
<2人で丸1日かけても
できるのは せいぜい5~6本>
<それが230本もあるのだから
気が遠くなる作業だ>
40日以上かかりますね
<そして 広いりんご畑の隣には…>
(捜索隊)うわー 久々だな
(捜索隊)えっ 倒れたんですか?
これ
本当 最近なんですね
(工藤)最近 最近
(捜索隊)なんか 台風の時とか
そういうことじゃなくて…
(捜索隊)倒れたんですか? ええー
それで
(工藤)補修って…
(工藤)あとは
(工藤)それさ 収めて
(捜索隊)ああー
(工藤)まずね
(捜索隊)あっ そうなんですね
ええー
御開帳に間に合わせたんですね
<老朽化のため
柱の根元の腐食が進んでいた
野瀬観音堂の冠木門>
<御開帳が迫る中
1ヵ月ほど前に倒れてしまい
つい先日
補修が済んだばかりだそうだ>
<何はともあれ
無事 御開帳に間に合って
工藤さんも ホッと一安心>
(捜索隊)ええー
(工藤)準備中
(捜索隊)いや すごいな
ちなみに
(捜索隊)あっ そうですか
(捜索隊)ははははっ
はははっ 一応
<あしたの御開帳を
楽しみにしている人たちの
ためにも
野瀬観音堂 21代目堂守として
十年に一度の大役を果たすべく
お堂の隅々まで きれいに掃除し
準備万端 整えた工藤さん>
<いよいよ あした
株札で覆われた厨子の扉が
11年ぶりに開かれ
ご本尊の観音様が披露される>
<岩手県の山の上に建つ
野瀬観音堂の御開帳当日>
(捜索隊)良かったですね 晴れて
(捜索隊)あっ 本当だ
(捜索隊)ねえ
<観音堂の冠木門の両脇
さらに 長い階段を上りきった所に
昨日まではなかった
大きな のぼり旗が立てられ
この日が特別な日であることを
物語っていた>
(捜索隊)おはようございます
すいません
(捜索隊)工藤さん 居ました
工藤さん おはようございます
忙しそう
<この日 集まったのは
工藤さんと お坊さん以外に
麓に住む地元の人たち6人>
(捜索隊)工藤さん
(捜索隊)そうなんですか?
うん
(捜索隊)総代の人たち
(捜索隊)じゃないんですか
どういうことなんですか?
ははははっ
(捜索隊)皆さん
よろしくお願いします
すいません 工藤さん ちなみに
(捜索隊)何百人?
そんなに
そうなんだ
<10年に一度しか拝めない ご本尊
野瀬正観世音の御開帳に
立ち会おうと
いつもは この山頂の小さなお堂に
何百人もの人が
押し寄せるのだという>
これは 今 密ですね
うん
<残念ながら コロナ禍の今年は
密になるのを避けるため
相談役となる総代の人たちと
堂守の工藤さんだけで
お勤めを行う>
<そして ついに
そのときが訪れた>
♬~
<11年ぶりに開かれた 厨子の扉>
あっ 内側にも
あんなふうに貼ってあるんだ
<ご本尊を納めた
桐の木箱の蓋も外された>
<厨子の扉の内側にも
珍しい株札の装飾が施され
その奥に姿を現したのが
ご本尊の野瀬正観世音>
<蓮華座に立つ 鉄製の観音菩薩を
直径20センチほどの丸い鏡に
立体的にあしらった懸仏だ>
(鈴)
(読経)
<1年延びて 11年ぶりとなったが
やっと この日を迎えられた>
(読経)
<十年に一度の
神聖な御開帳の儀式を
つつがなく終えることができた>
(捜索隊)こんにちは
<御開帳を終えると
一般の人たちが
次々と参拝に訪れた>
<今年は あえて
告知をしていなかったが
100人以上の参拝客が駆けつけた>
ちょうど…
(捜索隊)見てみて
(捜索隊)あっ そう…
ははははっ
<先祖代々 受け継いできた
堂守の大役を果たし
肩の荷が下りた様子の工藤さん>
(捜索隊)次回
2030年ってことですか ああー
(工藤)それこそ
(捜索隊)なるほど
それがあるのも
またね いいですよね
(捜索隊)そうですね
<次の野瀬正観世音の御開帳は
9年後の2030年>
<また 以前のように
大勢の参拝者に お神酒を振る舞い
盛大に御開帳を迎えられる日を
楽しみに
21代目の堂守 工藤さんは
これからも山の上の小さなお堂を
守り続けていく>
(スタジオ内 拍手)
りんご 今年
あんなに大変なんですね
そうですね
でも サビがあるほうが
おいしいっていうのは
意外でしたね
結局 おいしいジュースに
なるんですからね
そして スタッフのお嬢さんが
召し上がると
あのりんごジュースは
おいしいでしょうね
あれ 飲んでみたいですね 本当に
本当ですね
ミックスなんですね いろいろ
ああいう真面目な方が
作ってるから…
だから ああいうの
飲みたいって感じがしますね
あれですね きれいに
ああやって のぼりが出て
清掃されてると
なんか また 見違えますね
やっぱり 人が
あっ 御開帳だ 行かなきゃ
っていうふうになりますよね
でも 2年8か月ぶりに行っても
真面目な方は 何も変わってないと
変わってないから
すばらしいってことですね
そうですね
さあ 次 まいりましょうよ
はい 続いては
1年8ヵ月前に訪ねた
こちらのポツンと一軒家です
1年8ヵ月…
ん?
東北ですね またね 岩手です
んーっと これは 覚えてないな
わかんないな
これは 青森との県境の
深い山の奥ですね
これ 川沿いのようですね
で なんか 田んぼがあって
きれいに手が入れられていて
ここに おうちがあります
あると
ええー これだけで思い出せないな
ヒントは 干し柿
えっ ちょっと待ってくださいよ
干し柿は 東北で…
ねえ 風 乾いてますからね
関東でやると
カビ生えちゃう感じしますからね
じゃあ まいりましょうかね
いきます?
いくと なんか
そうかってなるんですよね
きっと
こちらのポツンと一軒家の
あるじは 下川ツヱさん 当時86歳
息子の和司さんが
実家に戻ってきて
家と病院を
2週間おきに行き来するのを
送り迎えしたりして
お世話をされていました
ええー?
あっ じゃあ おばあちゃんが
もう病院に行かなくても
もう いいようになった
あっ
息子さんが住むようになったと
あっ それ 十分 考えられますね
こんな展開で
ちょうど 時季的には 今 ちょうど
干し柿 作ってるみたいな
そうですね 息子さんが
干し柿を作ってる 今年は
なるほど おばあちゃん
やらなくていいよ
俺がやるからって むいてる様が…
そういう画が
出てくるかもしれないですね
<衛星写真で見つけた
岩手県の
ポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索開始>
(捜索隊)トウモロコシですか?
(捜索隊)ちょっと その辺で…
(捜索隊)すいません
(捜索隊)学校があったんですね
<親子で農作業中の
お父さん>
<住人の名前は
思い出せないが
目指すポツンと一軒家を
知っているようだ>
ああー
<仕事中にもかかわらず
ポツンと一軒家まで
わざわざ案内してくれるという
端坂秋雄さん>
(捜索隊)
やられてるとこなんですか?
はい?
サイレージ
あっ 牛の餌を…
(捜索隊)あっ そうなんですね
(捜索隊)なってるんですか?
(捜索隊)へえー
<ここに来るまでの
道の両側に見えていたのは
やはり
<奥さんも手伝って
牛の餌にするトウモロコシ
デントコーンを栽培>
<10月から始まった収穫は
そろそろ
終わりを迎えるころだった>
<トウモロコシを収穫する
コーンハーベスターという機械を
取りつけたトラクター>
<前に大きなカゴもついている>
<ハーベスターの
カニの爪のような
大きなカッターを
一直線に並ぶ
トウモロコシの根元にそえて
まっすぐ進むと…>
<根元から刈り取られた
トウモロコシは
大きな爪の中に吸い込まれていき
葉も茎も実も
丸ごと細かく粉砕されて
ホースを伝い
前のカゴに吐き出される>
<こうして収穫したデントコーンは
こん包シートで密閉して
2ヵ月以上 発酵させ
サイレージと呼ばれる
牛の餌にする>
(捜索隊)そういうことなんですね
(捜索隊)すいません
<夫婦で 和牛の畜産農家を営む
端坂さんに先導してもらい
いよいよ
目指すポツンと一軒家へ向かう>
(捜索隊)左ですね
<端坂さんが言っていたとおり
確かに いい道だ>
<と思っていたら…>
(捜索隊)砂利ですね
<途中で舗装が途切れ 様子が一変>
<それでも
別のルートを行くよりは
走りやすいという
この砂利道を通って
山奥のポツンと一軒家を目指す>
(捜索隊)本当
(捜索隊)何も無いですね やばいな
<カーナビにも映らない
深い山の奥>
<進むほどに
どんどん道が荒れてきた>
(捜索隊)すげえ すげえ
(捜索隊)すごい すごい
<あまりの道の荒れように
不安が募ってきた…>
<ついに 衛星写真で見つけた
岩手県の
<秋から冬へ
色合いを変えていく深い山の中>
<木々の間に平屋の家と
奥に小屋が2つ建っていた>
<衛星写真と比べても
<ここで間違いない>
<調べたところ
見澤さんという人の家だと
わかったが
家族は もう20年も前に山を下り
空き家になってしまっていた>
<とはいえ
(捜索隊)お父さんが知ってる…
ポツンと一軒家は
<なんと 端坂さん
心当たりのポツンと一軒家が
あるというではないか>
<衛星写真で確認してみると
もともと目指していた
空き家だった見澤さんの家から
6kmほど離れた山の谷間に
確かにポツンと一軒
家が建っていた>
(捜索隊)ははははっ
<おばあちゃんが
1人で住んでいるという
ポツンと一軒家>
<名前は ど忘れしたが
場所は覚えているからと
またもや端坂さんが
案内を買って出てくれた>
<集落を抜けて 走ること10分>
(捜索隊)あっ バス停
ありましたね
<バス停のある橋の手前を
脇道に入っていくと…>
(捜索隊)
砂利道に変わりましたね
<しかし その急坂を上りきると…>
(捜索隊)田んぼですかね
<突然 視界が開け
もともと 田んぼだったような
広い場所に出た>
<当初 目指した家ではないが
端坂さんのおかげで
ついに 岩手県の
<四方を山に囲まれた深い谷間>
<その谷間に沿って流れる
川沿いの土地が
細長く切り開かれ
一番奥に
大きな入り母屋屋根を頂く
伝統的な日本家屋が建っていた>
(捜索隊)下川さん? ああー
<ようやく たどり着いた
ポツンと一軒家だが
残念ながら留守だった>
<しかたがないので 時間を置いて
再び訪ねることにした捜索隊>
(捜索隊)すいません
(捜索隊)すいません
<家に戻る端坂さんに ついていき
飼っている牛を
見せてもらうことに>
<畜産農家をしている
端坂さんの家は
最初に出会った
トウモロコシ畑のすぐそば>
<ちょうど 端坂さんの奥さんも
トウモロコシ畑から
帰ってきたところだった>
へえー
<ここが牛を飼育している
牛舎のようだ>
(捜索隊)いるんですか?
(捜索隊)30? これ
(端坂)黒毛和種っていう…
(捜索隊)黒毛和種?
(端坂)和牛よ 要するに
(捜索隊)はいはい はいはい
(捜索隊)あっ 8月? 最近だ
(捜索隊)あっ そうなんですね
(捜索隊)繁殖農家?
これぐらいに 完璧に
(端坂)そうすると
(捜索隊)ああー
<端坂さんのお宅は
子牛を産ませて育て
8ヵ月ほどで市場に出す
いわゆる繁殖農家>
<朝7時と夕方5時の
2回の餌やりや
牛舎の掃除など
一日中 かかりっきり>
<そんな生活を
もう50年 続けてきた>
<1日も休めない大変な仕事だが
中でも
(捜索隊)あっ そうなんですね
<十月十日>
<お産が始まってから産まれるまで
2時間ほどかかる>
<産まれると すぐ
母牛の母乳を ほ乳瓶に搾り
子牛に飲ませる>
<母乳を飲み終えたら
毛布に包んで温め
自力で立てるようになるまで
1~2時間
母牛に踏まれないよう
奥さんが添い寝するのだ>
<こうして 端坂さんの牛舎では
年間 およそ20頭の子牛が
産まれるという>
<そんな忙しい毎日を送る夫婦に
去年 とてもうれしい事があった>
(捜索隊)お孫さん?
(端坂)うちの孫
<現れたのは
(捜索隊)種付け?
(捜索隊)人工授精師?
人工授精師っていうのは
なんですか?
(捜索隊)東京から来たんですか?
(捜索隊)えっ? 小4から
中学校3年生まで?
(捜索隊)へえー
(捜索隊)選んだんですか?
<東京から単身 岩手県に移住し
地元の農協に勤め
去年から念願の人工授精師の
仕事を始めた南奈さん>
<具体的に どんな作業をするのか
教えてもらった>
(捜索隊)手を突っ込む?
で
(捜索隊)ははははっ
(捜索隊)そういう感じで?
(捜索隊)はあー
(捜索隊)オスの種が この中に
入ってるってことなんですか?
(捜索隊)ああー なるほど
(捜索隊)あっ 付かないんですか?
(捜索隊)ああー
(捜索隊)あっ そうなんですね
そうだよ
<と 興味深い話を いろいろと
聞かせてもらっているうちに
すっかり長居をしてしまった>
(捜索隊)本当に
(捜索隊)本当に
(捜索隊)申し訳ないです
<道案内をしてもらった
端坂さんの牛舎にお邪魔した
次の日
再び おばあちゃんが
1人で住むという
ポツンと一軒家へ向かう>
(捜索隊)ねえ
(捜索隊)言ってましたよね
(捜索隊)そうですね
(捜索隊)突然 すいません
こんにちは
(捜索隊)あっ そうなんですか
(捜索隊)そうなんですね
<ポツンと一軒家の
あるじである
おばあちゃんは
現在 入院中で
この日 家にいたのは
息子の
(捜索隊)
されてる感じなんですか?
<下川家の5人姉弟の
長男として生まれた和司さん>
<車で2時間かかる盛岡の高校へ
進学した際に家を出て
卒業後は 運送会社に就職し
25歳で結婚>
<三男一女 4人の子どもが生まれ
ずっと盛岡市内で
暮らしていたのだが…>
<そんな母親の世話をするため
和司さんは実家に戻り
地元のタクシー会社に
転職したのだという>
(捜索隊)ちなみに
(捜索隊)昭和元年?
(捜索隊)あっ 瓦じゃなくて
トタンなんです…
(捜索隊)はあー
(捜索隊)ありがとうございます
(捜索隊)すいません 失礼します
ああー
居間っていうことですか? ここは
うん
そうそう そうそう そう
<母親が入院中の2週間は
和司さんが1人
このポツンと一軒家で
暮らしている>
<和司さんが生まれる前から
下川家は 代々 米農家だったが
米作りは
もう やめてしまったという>
(捜索隊)そうなんですね
じゃあ 本当に
ずっと やってたんですね
(捜索隊)へえー
(捜索隊)ああー
ちなみに
(捜索隊)10日後ぐらいですか?
ええ
いいですよ
(捜索隊)本当ですか?
<ということで
<下川さんの家に向かう道は
こんな感じだったが…>
(捜索隊)はい
<なんと
(捜索隊)おおー すごい
<雪でタイヤを滑らせながら
狭くて急な坂を上る捜索隊>
<ようやく
ポツンと一軒家が見えてきた>
(捜索隊)ありましたね
(捜索隊)
あっ いらっしゃいましたね
(捜索隊)行ってみますか
(捜索隊)行ってみますか
(捜索隊)ははははっ
(捜索隊)1日で?
<たった1日で
50センチも雪が積もり
田んぼも道も真っ白で
何も見えなくなってしまった>
(捜索隊)あっ 本当ですか?
<2週間ぶりに
病院から家に戻った
(捜索隊)すいません
(捜索隊)ははははっ すいません
(捜索隊)すいません
ははははっ
<やっと会えた この人が
ポツンと一軒家の
あるじ
ははははっ
(捜索隊)あっ そうなんですね
<入院治療のため 2週間ごとに
家と盛岡の病院を
行ったり来たりしているという
ツヱおばあちゃん>
<家に帰れば 自分で食事も作るし
足腰も しっかりしていて
病人とは思えないほど元気そうで
ひと安心>
<家では 食事制限もなく
好きなものを好きなだけ
食べられるそうだ>
(捜索隊)ちなみに
(捜索隊)えっ そういう…
<二十歳の時 親の勧めで
嫁いできた
ツヱおばあちゃん>
<夫の英雄さんが
14年前に亡くなって以来
一昨年 病気になるまで
このポツンと一軒家で
ずっと1人暮らしを続けてきた>
<この家に
<今も 昔と変わらない生活を
続けている>
(捜索隊)はい
(捜索隊)なるほど この
(捜索隊)あっ なるほど
そうなんですね
<山を歩き
畑仕事をしているのが
一番の薬だという
ツヱおばあちゃん>
(捜索隊)なんですか?
(捜索隊)あっ お米
(捜索隊)あっ なるほど
(ツヱ)ははははっ
(捜索隊)お母さん
(捜索隊)ええー
<家の前に たわわに実った渋柿>
<毎年 秋になると
この渋柿の実を取って
干し柿にするのが
ツヱおばあちゃんが
欠かさず続けてきた季節の仕事>
(ツヱ)ここを こうして…
(捜索隊)おおー とがってるから
手 切りそうで怖い
(捜索隊)ああー
(捜索隊)なるほど
<こうやって 家に帰れば
病気のことなど忘れて
以前と変わらず 畑仕事から
掃除や洗濯などの家事まで
なんでも自分でこなす
ツヱおばあちゃんだが…>
<実は
(捜索隊)ははははっ
<2週間ごとに
入退院を繰り返す母親を
毎回 盛岡の病院まで
車で送り迎えしている和司さん>
<その行き帰りの途中に足を延ばし
これまで ほとんど旅行に
出かけたことのない母親を
観光名所などへ連れていって
あげているのだという>
<岩の割れ目から育った
樹齢360年の石割桜や
四季折々の景色が楽しめる
岩手山を望む御所湖>
<馬産地として知られる岩手で
馬の神を祭る鬼越蒼前神社など
今まで
<この
<ツヱおばあちゃんが
日々 願うのは…>
はははっ
(笑い)
<病気になり 入退院を
繰り返すのは大変だけど
その分 息子と過ごす時間が増え
楽しみもできて
悪いことばかりじゃない>
<体調を維持し ポツンと一軒家で
親子水入らずの暮らしを
できるだけ長く楽しみたい>
<それが
ツヱおばあちゃんの願いだ>
<あれから1年8ヵ月
久しぶりに 下川さん親子が暮らす
岩手県のポツンと一軒家へ
向かった捜索隊>
(捜索隊)あっ ほら この辺
デントコーンの畑じゃないですか
(捜索隊)ああー そうですね これ
(捜索隊)そうです そうです
(捜索隊)いっぱいありますね
(捜索隊)ねえ
(捜索隊)ああー
<せっかく ここまで来たので
まずは 前回
下川さんの家まで案内してくれた
和牛の繁殖農家を営む
端坂さんの家に
ご挨拶に伺うことに>
(捜索隊)そろそろ
右だったような気がしますね
(捜索隊)この辺
右じゃなかったっけな?
(捜索隊)オレンジの軽トラック
懐かしい ここですよ
(捜索隊)ははははっ
いや 今…
(捜索隊)うわー
(捜索隊)
どういうことですか? それ
(捜索隊)
ははははっ そうなんですか
ははははっ
そんなお礼が…
(捜索隊)ジュース1箱
もらったんですか?
ジュース1箱 もらいました
(捜索隊)ははははっ
(捜索隊)本当ですか?
(捜索隊)
ああー ありがとうございます
変わらず お元気そうで
うん
(捜索隊)なんか ありました?
(捜索隊)ええー?
(捜索隊)食堂で? 食堂で
話しかけられたんですか?
(捜索隊)ははははっ
スターなんだ
ははははっ
休みなく
やってらっしゃいますもんね
どこも行けないよね
そうですよね
(捜索隊)大変ですよね
(端坂)大変だよ
(捜索隊)結構
大変だったんですか? 今年は
ああー そっか
<子牛を母牛から引き出す
出産の作業は
想像以上に力がいる体力仕事>
<端坂さん夫婦も
最近は 獣医さんに頼んで
手伝ってもらうことが
増えたそうだ>
それは しょうがないですね
(捜索隊)
されてるってことですか?
(捜索隊)最初 トウモロコシ畑で
お会いした息子さん?
<長男の則秋さんは
介護施設に勤めているが
高齢の両親を気遣い
仕事が休みの日には
牛や畑の世話を
手伝ってくれるので
とても助かっているそうだ>
みんな 親孝行だな
うん
<和牛の繁殖農家を始めて
もう52年>
<端坂さん夫婦に
なんだろう?
(捜索隊)牛が選ばれた?
それの
(捜索隊)岩手を代表する
和牛ってことですか?
そんなの 行くはずない…
これは 楽しみですね
うん
<5年に1度
全国の優秀な和牛を
一堂に集めて開かれるのが
鹿児島県で開催される
全国和牛能力共進会>
<その岩手県代表候補の一頭に
端坂家で育てている牛が
選ばれたというのだ>
(捜索隊)いるんですか?
(捜索隊)どの子ですか?
(捜索隊)この子が その候補牛?
(端坂)候補牛
(捜索隊)あるんですか?
(捜索隊)県大会って…
(捜索隊)ああー
そうすれば
<今は いつもの仕事に加え
全国和牛能力共進会の
県大会に向けて
候補に選ばれた子牛の
体調や体型の管理に忙しい
ミヨさん>
<実は
(捜索隊)あっ そうなんですね
南奈さんが種付けして
うまくいったってことですか?
(端坂)まあ うまくいったってか
うまくいった…
喜びも ひとしおですね
うん
<栄えある
岩手県代表候補に選ばれたのは
人工授精師になった
孫の南奈さんが種付けして
生まれた牛だった>
(捜索隊)そろそろ来るんですか?
(捜索隊)あっ 本当ですか?
ちなみに
(捜索隊)今… えっ? じゃあ…
<南奈さんが種付けして
生まれたのは
岩手県代表候補の子牛だけでなく
今 端坂家の牛舎にいる
13頭の子牛は
全て 南奈さんが種付けして
生まれた牛だった>
<すると そこへ…>
(捜索隊)こんにちは
どうも
(捜索隊)ははっ お久しぶりです
すいません
突然 お邪魔しちゃって
あか抜けましたね
(捜索隊)ちょっと でも
はははっ
私は着てます
(捜索隊)ありました?
(捜索隊)そうですよね
はい
(捜索隊)どうですか?
ははははっ
(捜索隊)いや それ
どこに向かっての
「ありがとうございます」?
ありがとうございます ふふっ
<毎日 どこかの牛舎に行って
必ず1頭は 種付けをしている
という南奈さん>
あっ そうなんだ
<雄牛の精液が入ったストローを
注入器にセットし
それを懐に入れて
体温で温めながら
発情している雌牛のもとへ>
あんな秀吉みたいなこと
やるんですね
<前回 教えてもらったとおり
薄いビニール手袋をはめた左手を
肛門から差し入れ
体内の状態を確認すると…>
<種付けのタイミングを
見計らい
精液が入った注入器を
右手に持ち
膣に挿入>
<左手で腸壁越しに
子宮を触りながら
注入器を
子宮へ誘導する>
<全て 手先の感覚を
頼りに行う
まさに
手探りの作業だ>
うわー 大変な仕事だ
<この日 種付けをしたのは
祖父母の牛舎で飼育する牛>
<無事 子宮内に
精子を注入することができた>
(捜索隊)おっ そうなんですね
はい
<牛の人工授精師として
頼もしく成長している南奈さん>
2年前と表情が違いますね
ねえ 余裕が出てるっていうか
<今では 60軒もの牛舎から
依頼を受けて 忙しく働き
そうですね
(捜索隊)放送後?
はい
(捜索隊)へえー
<南奈さん>
<体外受精した受精卵を
移植する資格も取り
命を宿す仕事の幅を広げていた>
突然 行って
いい感じですね これね
いやー ああやって
人って成長していくんですね
<今回も
また長居をしてしまったが
いよいよ 岩手県の山奥に建つ
ポツンと一軒家
下川さんのお宅に向かう>
(捜索隊)これですよね
(捜索隊)ねえ
(捜索隊)記憶が… はははっ
(捜索隊)うわー
<周りを深い森に囲まれた
岩手県のポツンと一軒家 下川家に
1年8ヵ月ぶりに
再び たどり着いた>
ポツンと一軒家の基本みたいな
周りが山で 前が畑で
はい
本当に一軒 あってっていうね
(捜索隊)着きましたね
(捜索隊)着きました 着きました
おおー
(捜索隊)そうですよね
(捜索隊)ははははっ
いやいや 本当
こちらがお世話になりました
(下川)いやいや
(捜索隊)あっ そうなんですね
(捜索隊)ああー
(捜索隊)あっ そうなんですね
(捜索隊)うわ 本当だ
また タイミングいいな スタッフ
はははっ
(捜索隊)今 やってたんですか?
(下川)うん
(捜索隊)ええー 自然の
釜じゃないですけど…
斬新
これ 都会じゃ無理ですね
うん
(捜索隊)ええー
(捜索隊)
そういうことはないんですか
(捜索隊)なるほど
じゃあ ガス代を浮かすために
こういうやり方を
してるってことですか?
(下川)そうするとね
ちょこっと やっておけばね…
(下川)そう
(捜索隊)あっ 本当だ
すごいある
こんなありましたっけ?
(捜索隊)ははははっ
(捜索隊)ああー
(下川)まだ…
(捜索隊)ははははっ
これは
(捜索隊)ああー
<朝 採って ゆで上がったばかりの
栗の味は?>
(捜索隊)ええー
(捜索隊)ははははっ
<実は 捜索隊が久しぶりに
下川家を訪ねたのには
訳があった>
(下川)すいません
(捜索隊)ああー
そうなんだ
(下川)はい
(捜索隊)ですよね
(捜索隊)そっか そっか
<1年8か月前に
捜索隊が下川家を訪ねたとき
入院治療のため 2週間おきに
家と病院を行き来していた
ツヱおばあちゃん>
<食欲が旺盛で 畑仕事もして
お元気そうだったが
番組の放送から5か月後
だから…
見てる…
(捜索隊)そうですよね
<この日は お彼岸>
<訃報を受けた捜索隊は
ツヱおばあちゃんに
お線香を上げさせてもらおうと
お邪魔したのだ>
(捜索隊)ツヱさんは
十分したよね
優しいな
<ツヱおばあちゃんが亡くなって
早1年以上たつが
いまだに 母親が生きているうちに
やってあげられたことが
もっと あったんじゃないかと
後悔ばかりが頭をよぎる
という和司さん>
<そんな和司さんが
ツヱおばあちゃんが
亡くなってから
やり始めたことがあるという>
(捜索隊)はいはいはい あっ
受け継いだんですね
うん
(下川)うん そう
(下川)それ ピーマンだね
(捜索隊)ピーマン?
(下川)でね
(捜索隊)生えてこなかったですか
(下川)生えてこなかった
(捜索隊)キュウリ
(捜索隊)残骸
(捜索隊)ははははっ
<和司さんは ツヱおばあちゃんが
大事にしていた畑を受け継ぎ
悪戦苦闘しながら
野菜作りを始めていた>
やってんじゃん
立派なもんですね…
(捜索隊)どうしようとか…
ふふふふっ うん
(下川)ふふふっ いいかな
(捜索隊)ああー
ねえ ははははっ
<ツヱおばあちゃんが亡くなって
1年以上が過ぎた今も
まだ一緒に暮らしているような
気がするという和司さん>
<それは きっと おばあちゃんが
見守ってくれているから>
<息子が帰ってきて
一緒に過ごす時間が増えて
楽しいと話していた
おばあちゃん>
<和司さんが
この家に住み続けると聞いて
天国で目を細めているはずだ>
優しい息子さんですね
本当に
いろいろ やってあげたからこそ
もっと やってあげればよかった
って思われるんでしょうね
そうですよね
まあ でも
全部やったと思いますよ この人
この方… 自分がね
あんなに優しい息子じゃないんで
ちょっと ダメだなと思いますね
いや テレビに出て
元気な姿を出してるだけで
十分 親孝行だと思いますよ 僕は
でも こういう方を見てしまうと…
まあね
あと 若い子は 2年で
グッと なんか
大人になるもんですね
ねえ あのお孫さんね
自信に満ちた…
目もキラキラ輝いて
今や 色んなとこに呼ばれてるって
頑張ってましたね
手応えとか わかるんだね
こうやって
肛門から こう入れて
子宮を触って
今だな ここで…
うまいこといった 今 みたいな
全頭 彼女が種付けした牛だって
うん
それは おじいちゃんと
おばあちゃん うれしいですよね
だから どちらも
しっかり 継承なんですよ
そうですね
僕 やっぱり
受け継いで生きるっていう
今 都会にいる自分が
ない生き方を見せつけられて
ちょっと 自分自身の生き方を
少し考えましたね
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