総裁選でも議論に“こども庁”は必要?不要?(2021年9月21日)

 「子ども庁」への関心が総裁選でも俄然、高まってきました。一元化した組織はきちんと機能するのでしょうか。

 デジタル庁と並び、菅総理大臣の肝煎り(きもいり)政策の一つが「こども庁」の創設。

 児童虐待や不登校、教育格差など子どもに関わる政策を専門に担当する行政機関です。

 この、こども庁が今回の自民党総裁選でも一つの争点に・・・。

 河野行政改革担当大臣:「少なくとも積極的にそこを見るよというこども庁のような役所があれば、そこは、そこにリソースをつけるんですという意思表示にもなる」

 野田幹事長代行:「今の菅内閣で来年の通常国会に子ども庁設置法案と『こどもまんなか』の理念法を提出するっていうことをもう決めていますので、それを進めていくだけだと思います」

 また、岸田前政調会長は社会保障政策の一つに挙げていて、児童虐待について・・・。

 岸田前政調会長:「子育て家庭をはじめ、様々な困っておられる方々に対して財政的な支援を含めて、しっかり支援を行う」

 こども庁創設に前向きな3候補。一方で、高市前総務大臣は・・・。

 高市前総務大臣:「こども庁を作るんだったら高齢者庁も作ってほしいだとか障害をお持ちの方のための役所を作ってほしいと様々な声も実は寄せられてますので、どういう形にしていくのかということは議論しないといけない」

 現在、保育所は厚生労働省、認定こども園は内閣府、幼稚園は文部科学省が所管するなど、扱う省庁がバラバラ。

 これらを一元化、縦割り行政を排除して効率よく課題を解決していこうというのが、こども庁創設の目的なのですが・・・。

 ツイッターでは「こども庁はいらない。形だけ作って終わりそう」「本当に必要?省庁増えすぎじゃない?」と、こども庁不要論も・・・。

 先週、政府は第1回目の有識者会議を開き、年末までにこども庁創設に向けた基本方針を取りまとめ、来年の通常国会に関連法案を提出する方針です。

 一方、21日に野党の立憲民主党は安倍前総理の肝煎り政策だったアベノミクスの検証結果を取りまとめました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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