出典:EPGの番組情報
所さんの目がテン![字]世界を魅了する輪島塗の秘密に迫る!
美しく丈夫な輪島塗の秘密をコネオが体を張って解き明かす▽国内の漆産地で漆の採取に挑戦▽輪島塗職人の技術と漆が丈夫な秘密に迫る!▽漆器作りに挑戦!その出来栄えは?
詳細情報
出演者
【MC】所ジョージ
【実験プレゼンター】金丸慎太郎、都丸紗也華、佐藤真知子(日本テレビアナウンサー)
番組内容
職人に弟子入りして知恵や技術に科学で迫る新企画「職人に弟子入り」▽世界を魅了する漆器「輪島塗」の職人にコネオインターナショナルが弟子入り▽一本の木から漆を採取する方法は?国産漆の産地で漆掻きの技術を学ぶ▽工程は120以上!輪島塗職人の技術とは▽一生モノの丈夫さ!輪島塗を強固にする「地の粉」▽コネオが漆器作りに挑戦!その出来は?
音楽
新エンディングテーマ
【タイトル】未来
【歌】所ジョージ
おしらせ
http://www.ntv.co.jp/megatenジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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- 泰一
- 貴重
- 技法
- 緊張
- 仕事
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
♬~
(佐藤) <日本にいる
さまざまな技を持った職人たち>
<そんなプロフェッショナルの
知恵や技術を
科学の目線でアプローチ>
<弟子入りして
その技を学んで行く新企画>
<今回 弟子入りする
職人の仕事は
500年以上前から続く…>
<輪島塗といえば
丈夫で美しく
日本国内だけでなく
今や世界を魅了する
伝統工芸品です>
<完成するまで
120以上の工程があり
1年以上かけて作られます>
<そんな輪島塗の職人の
知恵と技に
あの人が弟子入り>
(コネオ・インターナショナル) どうも!
<そう…>
<『目がテン!』では
尾瀬で歩荷の仕事や…>
<牧場で酪農の仕事など
体を張って真面目に
体験して来ました>
えっ え~…。
<そんなコネオさんを…>
これ そんな簡単に
削れないっすよ。
<輪島塗の丈夫で美しい理由を
身をもって体験します>
<本日の『目がテン!』は…>
輪島塗の科学。
今回 新シリーズ
弟子入りですけども
こんなステキなものに
弟子入りするわけ?
そうなんですよ。
あの男が?
あっ 緊張してる。
はい そうなんですよ。
緊張してる。
ええ めちゃくちゃ緊張します。
大丈夫? 大丈夫ですか?
はい 大丈夫です。
今回 コネオさんが
学んで来たという
輪島塗なんですが
石川県の能登半島にある
輪島市の伝統工芸品でして
1977年には
全国の漆器産地で最初に
重要無形文化財に
指定されたんです。
他の漆器と比べても…。
はぁ~ そこに弟子入り?
はい。
僭越ながら 私 コネオが
輪島塗の秘密に
迫ってまいりましたので!
迫っちゃったの?
はい。
まずは コネオさんが
輪島塗の職人に
弟子入りする前に
その材料となる漆の採取に挑戦。
漆掻きといわれる技術を
学んで来ました。
<漆器作りには欠かせない漆>
<実は…>
<そして 二戸市で行われる
漆を採取する漆掻き技術は
ユネスコ無形文化遺産に
登録されているのです>
<ということで二戸市浄法寺で
貴重な漆掻き技術を学びます>
おはようございます。
おはようございます。
コネオ・インターナショナルと
申します。
<この方は漆掻き職人に
弟子入りしている…>
<現在 漆掻きの最盛期で
職人たちが忙しいため
職人のお弟子さんに
弟子入りします>
漆掻きって
どういったことやるんですか?
(秋本さん)
こういう道具を使って
かんなっていうんですけど…。
(秋本さん) 傷から…。
なるほど!
<漆掻きが行われる時期は
6月中頃から10月まで>
<しかも 晴れの日しか
行えないのです>
<コネオさんが訪れた
この日は あいにくの雨>
<雨の日には漆掻きの作業は
行わないそうですが
特別に漆掻きの技術を
見せてもらえることに>
<秋本さん まずは鎌を使って
薄く樹皮を剥がして行きます>
なるほど。
<そして 樹皮を剥いだ箇所に
かんなと呼ばれる
道具を使って
水平に小さく
傷をつけて行くのです>
(秋本さん) 小っちゃく。
<これは 「目立て」と呼ばれる
最初の工程>
あっ そうなんですか。
(秋本さん) はい。
(秋本さん) 大体…。
二辺目。
<最初の目立てから
4~5日 置いて…>
<今回は まだ傷をつけて
時間がたっていないため
漆は出て来ませんが…>
<実際の作業では
4~5日 置いて
かんなで傷をつけると…>
<このように じわりと
漆が出て来るのです>
<へらと呼ばれる道具で
傷に沿うように
出て来た漆を採取します>
<そもそも 漆は
樹液より樹脂に近いもの>
<傷がついた時に
樹脂でふさぐ役割があるのです>
<傷をつけられることで
より多くの樹脂が作られ
時間を置くことで
たくさんの漆を
採取することができるのです>
<こちらは漆の木の断面>
<漆が蓄えられている所は
この部分>
<なので ここを
少し残すイメージで
かんなで傷をつけて行かなければ
なりません>
<ということで
コネオさんも早速挑戦>
<漆は皮膚に付くと
かぶれてしまうため
完全防備で行います>
<まずは
樹皮を剥がして行きますが…>
(秋本さん) フフフ…。
難しいっすね 何か。
(秋本さん) そうですね。
<そして 傷をつけて行きます>
いや ムズっ!
怖いっすね この…。
(秋本さん) できる限り
真っすぐ手前に引く感じで。
そんな…。
(秋本さん) エヘヘ…!
何これ 何これ。
(スタッフ) 堅いんですか?
堅いっす あれ?
(秋本さん) 想像してるよりは
多分 堅いと思います。
どうですか?
(秋本さん) でも いい感じです。
いい感じですか?
ここ 難しい。
<しかし
次の傷をつけていたところ…>
(秋本さん) これが…。
あ~!
<コネオさん 深く傷をつけ
漆が蓄えられている部分を
削り取ってしまいました>
(スタジオ:コネオ) すいませんでした。
もう 率直に…。
<国産の漆は 職人たちの
卓越した技術で集められた
貴重なものだったんです>
難しいよね 確かに。
堅いわ でも力入れると
深くなっちゃうと
「あ~」って言われちゃうし。
そうなんですよ。
やっちゃったみたいな雰囲気も
ちょっと出ちゃってるんで。
ちょうどいい所を
削ってあげなきゃいけない…。
ちなみに この採取が
終わった後の漆の木なんですが
最終的には伐採されるんですが…。
切られちゃうんだ こうやって。
また 再生されるということ
なんですね。
また?
<コネオさんが…>
すごい!
これは…。
<コネオさん 続いては
石川県能登半島の輪島市に行き
輪島塗職人に弟子入りします>
失礼しま~す。
コネオ・インターナショナルと
申します お願いします。
よろしくお願いします。
<輪島市で200年以上
木と漆の仕事に携わって来た…>
<そもそも…>
「絵をつける工程」。
(桐本泰一さん) 絵をつける。
大きくは…。
この3つが
大きな流れになりますけれども。
<輪島塗の工程は大きく3つ>
<これらの工程を
それぞれの職人さんが
分業制で行うのです>
<まずは土台となる木地作り>
<木地作りは型となる木材を
ろくろと かんななどを使い
木地職人が作って行きます>
<器によって変わりますが…>
<完成すると
このようになります>
<そして 次は
木地に漆を塗って行く
漆塗りの工程>
<実は
塗るだけでも
多くの工程が
あるんです>
<輪島塗は何層にも重ねて
漆を塗られているため
塗る前の木地と比べると
こんなにも
厚みが違うんです>
<中でも輪島塗の
丈夫さを
生み出す秘密が
布着せと
一辺地付けから
三辺地付けまでの
この下地塗りの
工程>
<まずは 布着せを
見せてもらいます>
<これは漆と米糊を混ぜたもの>
<寒冷紗という
綿の布などに塗って行きます>
(泰一さん)
要はサンドイッチしてますね。
(泰一さん)
サンドイッチしてます。
<そして 器の縁に
貼り付けて行くのです>
(スタジオ:所) はぁ~。
えっ すごい。
(泰一さん) 薄い木の縁に
貼り付けますんで…。
(泰一さん) ちょっと…。
これは…。
<そして
一辺地から
三辺地までの
下地塗りも
見せてもらいます>
<塗っているのは
漆と米糊を混ぜたもの>
<そして ある粉を入れている
というのですが…>
<それが こちら>
<実は この粉…>
<輪島塗では これを
「地の粉」といい
下地塗りで使用しています>
(泰一さん) 要は 人間でいう
丈夫な筋肉が出来るんです。
<実は能登地方は日本有数の
珪藻土の産地でもあるんです>
<では…>
<漆の研究を行う…>
<…に聞くと>
他の例えば…。
相対的に。
<珪藻土と砂を比べてみると
粒子が小さく
珪藻土のほうが細かい穴が
開いていることが分かります>
<この微細な穴に
漆が入ることで
より強固な漆器になる
というのです>
<輪島塗では
一辺地 二辺地 三辺地といって
珪藻土を より細かくして行き
3回も塗ることで他にはない
丈夫な漆器を作っていたんです>
<そして
丈夫になった器に中塗り>
<仕上げである
上塗りを行います>
<この上塗りの最大の敵は
塵やホコリ>
<そのため 職人は
細心の注意を払いながら
仕上げ塗りをするとともに
微細なホコリを 1つずつ
手作業で取って行くのです>
<このような
さまざまな工程を経て
丈夫で美しい輪島塗が
作られていたんです>
もう この工程を紹介できただけで
よかったですね ホントに。
そうですね。
輪島塗を手にした時の
気持ちが変わるもんね
あんな手間かかってんのとか。
丈夫なんだと。
あの職人さんみたいな人に
弟子入りって
ずうずうし過ぎるよね。
はい もうホントに
軽々しく言うもんじゃないですね。
できないもん あれ。
この輪島塗というのは
先ほども言っていたように…。
…ことが条件なんだそうで。
布着せ すごいね。
ちなみに 新品の輪島塗と
使い込んだ輪島塗にはですね
見た目にも
違いが出て来るそうなんですが
所さんの横に
ご用意しましたので
実際に ご覧ください。
どうですか?
違い 分かりますよね?
こっち…。
これ どちらも輪島塗の技法で
作られた漆器なんですが
ピカピカのほうが
5年以上使い込んだ漆器で。
こっちが5年たったやつなの?
そうなんです!
本当ですか?
なぜ そうなるのかということが
気になると思うんですよ。
マットな質感に見えると。
しかし 使い込んで行きますと…。
すごくない?
すごいです。
気付かぬうちに
ピカピカになってる
…っていうことかもしれません。
僕も…。
…っていうとこ ありますんで。
それじゃねえよ。
それじゃないですね。
それじゃ ない。
<コネオさんが…>
緊張しますね。
<布着せや珪藻土を使う輪島塗は
高い技術が求められ
さすがに難しいため…>
<今回 コネオさんは
拭き漆という
漆器作りの技法を習います>
<木目を生かした仕上がりにする
技法のことなんです>
<今回は この技法を使って
お椀 箸 スプーンを
作って行きます>
<早速 漆を塗って行くのですが
まずは職人のお手本から>
大胆に。
(桐本成一さん)
はい で のばす感じで。
漆 高いので。
あぁ~。
(成一さん) …という作業です。
で この光ってるとこが
残ってるとこなんです。
パーなんですか?
(成一さん) そうそう…。
<拭き残しがあると
染みのように汚くなるので
キレイに拭くことが大切>
<それでは コネオさんも挑戦>
<まずは 箸を塗って行きます>
(成一さん) これでお願いします。
<そして 塗り終えたら
布でキレイに拭いて行きます>
(成一さん) はい。
(成一さん) ここ…。
あぁ~ ホントだ。
<分かりますか?>
<この少し色の濃い部分が
拭き残し>
<再度 しっかりと拭いて行き…>
はい ありがとうございます。
<続いて
スプーン お椀も漆を塗って
布で拭いて行きます>
(成一さん) いいっすか?
はい。
はい ありがとうございます。
<そして…>
(成一さん) 今…。
<なんと…>
<乾燥させるのに湿度が高いって
どういうこと?>
<実は…>
<漆の中には
主成分であるウルシオール>
<そして ラッカーゼという
酵素があるのですが…>
<この…>
<これが無数の分子で
繰り返されることで
液状だった漆が硬くなる
つまり 硬化しているのです>
<そのため この…>
<…の中に
ひと晩 置いておきます>
<この塗っては固める
塗っては固める工程を
5日間かけて行います>
(スタジオ:所) 繰り返しやるんだ。
<この日も朝から
作業場で漆塗り>
いいですか? すいません。
この辺 ちょっとすいません
一回いいですか?
提出できないっす なかなか。
はい ありがとうございます。
チェックしていただく瞬間は。
<そして…>
<…と漆塗りを行い>
よし。
<最終日の5日目>
<あとは 漆を完全に固めるため
3週間ほど 湿風呂の中へ>
完成が すごく楽しみです。
はぁ~ 5日間も
塗っては拭いて乾かして。
塗っては拭いて固めてって
5回やんの?
所さん。
何?
こちらが…。
あんた 一生懸命やってたじゃん。
キレイに出来上がるもんだね~。
これ 完成品?
完成品です。
すごいね~。
ほら こんな感じに
出来上がるんですよ。
キレイですね。
しかも 木目が生きててって…
はぁ~。
キレイに出来たね。
はい ご指導の下。
すごい真剣にやってたよね。
あの師匠が前にいたらね
そりゃ真剣にやるわね。
そうなんですよ。
すごい
チェックのまなざしが。
ご苦労さまでございました。
ありがとうございます!
職人の皆さん 迷惑かけました
ありがとうございました。
さぁ 次回は何ですか?
次回は かがくの里
図鑑プロジェクトです。
今回狙うのは野鳥。
鳥撮影のプロと一緒に
バードウオッチングをしたら
貴重な野鳥の撮影に成功。
さらに 夏真っ盛りの畑で
夏野菜を収穫。
お楽しみに!
この番組って
そういう貴重な映像とか
ちょくちょく撮れるよね。
そうですね。
お楽しみに ごきげんよう。
さて 所さん 本日のツボは?
<TVerでは本日の放送回が
無料で見られます>
<Huluでは
過去1年分の放送回を
いつでも見ることができます>
布が貼ってあんだ。
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