永寿総合病院で起きている集団感染が別のクラスターとつながっていた可能性があるということです。

 2日も次々と感染が報告されています。全日空は50代の男性機長の感染が確認されたと発表しました。機長は先月に上海、ロサンゼルス、ニューヨークの便で乗務していて、同じ便の乗客や乗務員らに濃厚接触者はいないということです。愛媛県ではアメリカに住む友人1人を先月22日から25日まで自宅に泊めた30代の夫と40代の妻の夫婦が感染しました。夫婦は別の友人らと合わせて12人で会食していました。茨城県でも味覚障害を訴えていた20代の男性会社員が感染。横浜市でも市民病院の研修医の感染が確認されました。
 京都産業大学の卒業生に関連するクラスターも止まりません。卒業生と食事をして感染した20代女性の50代の母親と20代の友人男性の2人が新たに感染。また、他に60代男性の感染も確認されました。今月1日に日本国内で新たに感染が確認されたのは東京で66人、大阪で34人、福岡で32人など合わせて262人と一日としては過去最多となりました。
 1日までに感染者が出ていない都道府県はもはや3県のみで、特に東京や大阪などの都市部で感染者が急増しています。こうしたことを踏まえ、政府の専門家会議が2日か3日にも医療態勢の抜本的な対策が必要と提言しました。
 そんな医療現場では院内感染クラスターも起こっています。厚生労働省のクラスター対策班の分析で東京の2つのクラスターのつながりが分かってきました。まず1つは、東京の屋形船でのクラスター。中国からの客を接客したスタッフが別の客の新年会でも接客。そして、新年会に参加した感染者が入院したのが永寿総合病院でした。後に100人以上が感染。7人が死亡しています。フランスから帰国した感染者も入院していて、どちらかから感染が広がった可能性があるといいます。
 そんななか、東京都は都立学校の休校期間を5月のゴールデンウィーク明けまで延長するとしました。街の人は「学校は始まってほしいけど、感染も怖い」と複雑です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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