アフガニスタンの空港近くで大規模な自爆テロが起きました。犠牲者は100人を超えるなか、日本人の退避計画への影響を考えます。
26日夕方、アフガニスタンの首都カブールにある国際空港近くで立て続けに2回、大規模な爆発が発生。
アメリカ兵13人が死亡して18人以上が負傷したほか、CNNによりますと、90人以上のアフガニスタン人が死亡し、150人を超える負傷者が出ています。これまでに日本人の被害情報は入っていません。
過激派組織イスラム国系の「ISIS-K(イスラム国ホラサン)」が自爆テロを起こしたとする犯行声明を発表し、アメリカは報復すると宣言しました。
アメリカ、バイデン大統領:「我々は許さない。我々は忘れない。お前たちを捕らえて償わせる」
アメリカ軍の撤退期限が今月末に迫るなか、現地に残る日本人らの退避に向けた活動が時間との闘いになっています。
現在、隣国のパキスタンに自衛隊機3機を派遣し、日本人のほか、大使館や日本の支援活動などに携わるアフガニスタン人と、その家族合わせて約500人を退避させようとしていますが、これまでのところ1人も退避できていません。
一方、韓国では17日までに現地に残る韓国人全員の退避を完了。さらに現地で韓国政府に協力したアフガニスタン人と、その家族を助ける作戦名「ミラクル」を成功させ、377人のアフガニスタン人が26日に韓国に到着。
韓国では映画「ミッション:インポッシブル」に匹敵するほど難しい作戦だったなどと報じられています。
いち早くバスを調達し、空港を固めるイスラム主義勢力「タリバン」とはアメリカ軍に交渉してもらったという脱出劇。
入国時には全員PCR検査を受け、高級ホテルが用意されたと韓国メディアは報じています。
アフガニスタンから退避した人:「ただただ感謝です。感謝だけです」「とても危険でした。非常に危険でした。韓国政府に感謝を申し上げたいです」
韓国は27日に到着した13人も含めて390人のアフガニスタン人を退避させています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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