深刻なマスクの品薄状態に拍車をかけている、ネットでの転売。
政府は10日、この転売を禁止することを正式に決定した。
3月15日以降、仕入価格を超える値段で転売した場合、1年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金が科せられる。
これを受け、取材班は、マスクの転売状況がどうなっているのかを調査。
フリマアプリ「メルカリ」のサイトを見ると、1カ月前に調査した時は、わずか1時間で6万枚も出品されていたが、10日、あらためて調べると、まだあるものの、1時間で155枚だった。
ということは、転売が減った分、店頭に並ぶマスクは増えているということなのか。
そこで取材班は、東京・新宿区にある店舗を調査した。
まず向かったのは薬局。
店にマスクはなく、別の店舗には「マスク品切れ中」の文字が。
ヒジカタ薬局・土方孝之代表「3週間前に40個入ったのが最後」
コンビニにも、やはり置いていない。
どこも売り切れの中、取材を進めると、ドン・キホーテで初めて発見。
取材の結果、マスクがあったのは36店舗中6店舗。
ちなみに1カ月前の調査では、35店舗のうち4店舗。
ほとんど変わらない結果となった。
一方、新宿の隣、住宅も多い中野区では、15店舗中13店舗が売り切れていた。
街の人は、「全然見かけない。購入したのは3カ月くらい前。家族で使うと1カ月もたない」、「全然買えていないので、なくなったらどうしようかなと」などと話した。
では、マスクはどこにいったのか。
実は、メルカリへの出品は減っていたものの、落札者が価格を決めるオークションサイトを見ると、6箱で5万2,000円、1箱8,700円で売られていた。
禁止される15日を前に、駆け込みで売り切ろうとする人たちが、今も大量のマスクを出品していた。
一方、今回の禁止はマスクだけ。
政府は、消毒液やおむつなどについても、影響が大きいと判断すれば禁止を検討するとしている。
(2020/03/10)
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