中国・武漢の悲惨な現実がつづられた新型コロナウイルスに関する日記が世界中から注目されています。

 国は真実を隠蔽しているのではないか。
 方方日記(2月27日付):「私のウェイボーがブロックされた」
 武漢に住む作家・方方さん(64)は自分がネットに上げる身辺雑記が度々、削除されることからそんな疑念を強めていました。
 方方日記(3月12日付):「私への攻撃が苛烈(かれつ)さを増している。ささいな日記に多くの人が悪意ある罵声を浴びせるのはなぜか」
 武漢が封鎖されて今月23日で2カ月。公式発表では18日以降、5日連続で新規感染者はゼロとされているものの、真実はどうなのか。武漢市内の団地に貼り出された通知文には「19日の夜に新たな感染者が出た」と書かれています。
 一方、中国政府は今月に入って収束ムードを演出。
方方日記(3月7日付):「武漢のリーダーたちは市民に党や国家に感謝するよう求めるが、実に奇妙な考え方だ。政府は人民の政府であって、人民のために奉仕する存在だ」
 方方日記(2月2日付):「一番つらかったのは霊柩車(れいきゅうしゃ)を大声で泣きながら追い掛ける女性の姿だった。母親が亡くなったのに見送ることもできない。遺骨がどこに行くかも彼女には分からない」
 多くの死が当局の隠蔽体質によってもたらされたと方方さんはみています。
 武漢で早い段階から鳴らしていた医師の警鐘をデマと決め付けたのも、一転して死亡した彼を英雄視したキャンペーンを開始したのも当局の都合。政府は真実を発表しているのか、統計の数字は現実を反映しているのか。これは中国に限った懸念ではないはずです。
 方方日記(2月24日付):「1つの国が文明国家であるかどうかの尺度は、高層ビルや車の多さや(中略)世界各地で豪遊する旅行客の数ではない。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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