イギリスのメディアは、アメリカの投資会社が債務不履行に陥り、大手の金融機関に巨額の損失のおそれが出ている問題で、アメリカとイギリスの金融当局が取引先だった欧米や日系の金融機関を対象に調査を始めたと報じました。
複数の海外メディアによりますと、ヘッジファンド「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」が先週、追加の証拠金の請求に応じられず債務不履行に陥り、スイスの金融大手クレディ・スイスのほか野村証券や三菱ＵＦＪ証券ホールディングスが最近発表した巨額の損失の見通しは、アルケゴス社との取引に関連しているとみられています。
イギリスのフィナンシャルタイムズは、こうしたアルケゴス社と取引のあった複数の金融機関に対して、アメリカとイギリスの金融・市場監督当局が調査を始めたと報じました。監督当局は先週、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーも含む関連の金融機関が、アルケゴス社についての対応を協議したり、アルケゴス社関連の株を大量に売ったりしたことに関心を持っているということです。
イギリスのＦＣＡ＝金融行為監督機構の報道官はＪＮＮの取材に対して「状況については認識していて、注意深く見守っている」とコメントしました。（01日05:58）
#アルケゴス #アメリカ #債務不履行
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