NHKは、東京・渋谷の放送センターで原則毎日、深夜の最終ニュースが終了した後に、地震や津波に備えた訓練を実施している。10年以上続くこの訓練では、昨年11月、アナウンサーの言葉遣いを大きく見直したという。
従来の「高い所に逃げてください」という表現は「高い所に逃げること」と命令口調に、「津波は急に高くなることがあります」は「津波は急に高くなります」と断定口調にそれぞれ改めた。
さらに、「東日本大震災を思い出してください。命を守るため、一刻も早く逃げてください」との表現も追加。テレビ画面には大津波警報の表示などとともに「すぐ避難を!」と大きな文字で表示する。
NHKの塚田祐之理事は「今までは『落ち着いてください』といった形の呼びかけだったが、いち早く高台に逃げてもらうために、体言止めなどの表現を考えている」と説明する。
放送局 災害報道に工夫 設備増強、避難誘導は命令調 2012.3.6
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