東京証券取引所は1日朝にシステムトラブルが起きて現在、すべての銘柄の取引を中止しています。東京証券取引所から報告です。
(経済部・平元真太郎記者報告)
いつもなら午前9時の取引開始と同時に各企業の株価がにぎやかに表示される株価ボードも、今はほとんど表示されていません。東証は朝の取引が始まる直前に全銘柄の売買を停止すると突如、発表しました。原因はシステム障害で「相場情報の配信に障害が発生した」としています。復旧のめどは立っていません。この影響で、札幌、名古屋、福岡の証券取引所も株式のすべての銘柄の売買を止めていて、影響が広がっています。ただ、先物を主に扱う大阪取引所では売買が通常通り行われているということです。東証の全取引が止まるという異例の事態ですが、市場は比較的冷静に受け止めています。市場関係者は「大阪が動いていて日本株の取引はできているので、今はまだ様子見だ」と語っています。為替の相場にも大きな影響が出ていないことから、海外勢による大幅な日本売りも現状は生じていないようです。ただ、取引の停止が長期化することへの懸念はあり、別の市場関係者は「午前中に復旧するかどうかが一つのポイントだ」としています。
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