釈放後の捜索は「犯意の否認」元TOKIO山口達也さん(2020年9月25日)

釈放された元TOKIOの山口達也さん。一方で、釈放後には異例の家宅捜索を受けました。この異例の捜査の背景には山口さんの供述が関係していました。

 24日夜に釈放された山口さん。逮捕された時と同じ服装のように見えます。午後11時前、自宅に到着。そのまま本人立ち会いのもと、自宅の捜索が行われるという異例の展開となりました。
 釈放後の家宅捜索。異例の展開は24日の検察の取り調べに対し、山口さんが容疑を否認したことが理由とみられています。否認といっても、検出された呼気1リットルあたり0.7ミリグラムのアルコール。それ自体を否定しているわけではありません。バイクに乗る時に酒が残っているとは思わなかった。つまり、道路交通法違反になるとの認識はなかったというわけです。山口さんは事故直後の取り調べには「一晩中、酒を飲んでいた」と話していました。その後、「事故の前夜24時ごろまで飲んでいた記憶はある」「何時ごろに寝たかは覚えていない」など、当初の一晩中飲んでいたから飲酒後に就寝したことを示唆する内容に変化しています。
 警視庁担当・藤原妃奈子記者:「捜査員のなかには山口さんが少しでも罪を軽くしようということで、なるべく飲酒していた時間を短く話すようになったのではないかと指摘する人もいる」
 そして、24日の検察の取り調べで初めて「酒が残っているとは思わなかった」と。
 警視庁担当・藤原妃奈子記者:「当時は家を出る前、酒が残っていると感じたと話していたのが、寝たので酒は抜けていると思ったと全く別の供述に変わっているので警視庁としても驚いたと思う」
 東京地検は山口さんの勾留を求めましたが、東京地裁はこれを認めず、釈放。そのため警視庁は急きょ、山口さんの自宅マンションを捜査。飲酒の状況について証拠を集める必要があると判断したものとみられます。自宅から押収されたのは事故前に飲んだとされる紙パックの麦焼酎とコップ。山口さんは素直に静かに応じていたといいます。
 山口さんに酒気帯びの自覚があったかどうかにかかわらず、基準値を大きく上回るアルコールが検出されたことから、免許は取り消し処分に。取り消し後、2年間は再取得もできません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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