菅政権の肝いり政策を担う閣僚2人が、20日朝のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演し、このうち、平井デジタル担当相は、デジタル庁の2021年中の発足を目指す考えを重ねて強調した。
平井デジタル相は、「来年には、デジタル庁をスタートしたい。権限を持って、予算持ってやらせるというのが総理の考え方で、これはすごい、画期的だと思う」と述べ、菅首相の意向を受け、各省にまたがるデジタル政策の予算要求を、デジタル庁が一括して担う仕組みにする考えを示した。
普及率が低いマイナンバーカードについて、平井デジタル相は、「デジタル社会のパスポートだ」として、発行業務や運用で自治体ごとに異なるシステムを、国が主導して統一していく考えを示した。
一方、田村厚労相は、新型コロナウイルスの民間のPCR検査費用の引き下げに言及した。
田村厚労相「総理から指示をもらったが、まず本当に海外と比べてみて、どれくらい高いのかを今調査させている。高いのならば、下げる努力をしていきたい」
また、インフルエンザとの同時流行が懸念される季節を控え、「抗原の検査キットを使って、1日20万件ぐらいの検査ができる体制」を11月から作りたいとの考えを示した。
(2020/09/20)
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