21日に発生した台風12号は、日本の南の海上を暴風域を伴いながら自転車並みの速さで北上中です。24日から25日にかけて東海や関東に接近し、上陸する恐れもあります。今回の台風で特に必要なのは雨への警戒です。特に太平洋側では、台風が接近する前から広範囲でかつ長時間、大雨になる恐れがあります。台風が海上を進んだ場合でも、東海から東北の太平洋側は広い範囲で非常に強い風が吹く恐れがあります。
台風12号の進路の先には千葉県の鋸南町があります。去年の台風15号の爪痕がまだところどころに残っていて、住民からは不安の声が上がっています。
千葉県に上陸した台風15号によって、7万棟の住宅が被災。ゴルフ練習場の鉄柱が倒され、水道や電気といったインフラにも復旧まで相当の時間がかかる被害が出ました。屋根を破壊された家が多かったのも特徴で、1年以上が経過していますが、まだブルーシートがかかったままの家もあります。野島美保子さん(66)の家は2カ月前、補修が終わりブルーシートが外れました。ただ、バルコニー部分の屋根は今もなくなったままです。
野島美保子さん:「屋根はもう付けない方がいいと言われた。今は雨だと(洗濯物が)干せない。部屋干しで」「(Q.台風12号が接近しているが?)この家の下にある空き家の瓦を全部取りました。
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