社会貢献事業としての縁結び応援ビジネス
★結人事業の目的
この事業の背景は現在の我が国の危機といえる急激な人口減少をどうくいとめるのか。その原因を解明し対策を講ずることは、今日の日本社会への大いなる貢献となるでしょうし、また次世代への使命ともいえます。
まず少子化の実態ですが昨年末の人口問題研究所の発表によりますと、令和元年の出生数は今までの予想を大きく下回り、ついに90万(85万5千人であった)を割ってしまいました。
これは人口問題研究所の発表した未来推計より2年ほど早い状況が訪れたにもかかわらず、わが政府は今までも現在も何ら抜本的な対策を打ち出せないでおります。社会全体も無関心のまま、ただ時間だけが過ぎ去って行くのでしょう。
私の持論ですが政府が真剣にやれば必ずや解決できる問題なのです。現にフランスは1995年に政財界や官民をあげ少子化対策を実施し、出生数1.5を25年間で1.9~2.0にまで改善し、今では人口増の時代を迎えています。
まず日本の少子化の原因ですが、それは非常にはっきりしています。婚姻数がピーク時の1972年には110万組ありましたが、2019年の推計では60万組を割っています。
結婚しなければ子供が産まれないのは当たり前です。婚姻政策の解決、それがすなわち少子化対策となるのです。
なぜ現代の若者は結婚しない人が多いのでしょうか。人口問題研究所のアンケートによれば、18歳~34歳の未婚者で「いずれ結婚するつもり」と答えた人の割合は88%~92%であり、ほとんどの若者が結婚したいと答えているのです。
では「なぜ結婚しないのか」の質問に対する答えの第一が「適当な人と巡り会わないから」、または「自分で見つけられないから」であり、第二は「収入や年収が少なく安定した雇用が無い」または「住居費が払えない」に集中しています。
経済的理由については政府の問題であり何もできませんが、最大の理由の「自分で見つけることができない」については、実は深刻な原因があることを世間は知らないか、忘れているのです。
それは、いつ頃かははっきりしませんが、日本の若者もしくは日本の社会は、結婚は恋愛を通してするものと錯覚しているのです。これは戦後のアメリカ文化およびテレビや映画の影響が大きいのでしょう。
そもそも日本人は西洋人と違って恋愛がへたくそなのです。本当かどうかは知りませんが、イタリアの男性は女性を見れば誰かれ構わず誘い、口説こうとするらしいのです。
我々日本人でそんな恥ずかしいことはできないというのが何百年、何千年と続いてきた日本の伝統文化であり、江戸時代の武士であれ町人であれ、明治、大正、昭和の
若者もそうだったのです。
それにもかかわらず統計を見る限り生涯未婚という一生結婚しない人の割合はたった2%~3%であり、97%の男性は職業に関わらず、また収入にも関係なく、そしてハンサムや美人などの容姿にも捕らわれることなく、それなりに結婚し一生を過ごしています。
それは日本社会では結婚するのはむしろ当人以外の周りの人の世話で、時によっては相手の顔を知らず一緒になり、それを不思議とも思わずそれなりの家庭生活を送ってきたのでした。
親同士の決めた結婚もあれば、親戚の人が世話をしてくれたり、会社の上司が世話をしてくれたり、そして半セミプロではありますが仲人、もしくは仲人業的な世話役が各村々町々におり、本人のいわば恋愛とか努力に関係なく一緒になり、そして離婚率も非常に低く、人並みに家庭生活を営み、子をつくり、孫に囲まれ生涯を終えるというのが日本、または東洋の家庭風景であったのです。
ところが個人の独立とか個人の権利とか、難しい理屈を言う学者や評論家があらわれ、職場での忘年会も無くなり、会社の社員旅行も無くなり、おとなしい内気な性格の日本の若者は男女の接触する機会を失い、下手に上司が結婚の話をするとセクハラなんて言われるとんでもない風潮が生じ、家庭では親、兄弟との会話も少なく、「ほっといてくれ」という一言で大人が世話をする機会がほとんど無くなってしまいました。いわば社会から結婚に関しては、放っておかれた状態になってしまったのです。
もう一つは豊かさの弊害です。一人でも生活できる、確かに若い時はそうでしょう。コンビニに行けば大抵の物は買えるし、誰からも干渉されず気軽に暮らせますが、いずれどんどん歳をとって行きます。
冒頭に書いた通り、誰だって人間と生まれてきた限り男でも女でも心のどこかに結婚したいという願望があるのは当たり前です。でも相手を見つける努力も勇気もなくなった現代の若者は、そのチャンスすらつかめない、これが現実なのです。
私たちはこの方々を応援したいと願って今回のシステムを考えました。結論を言えば、恋愛しなくても結婚できる、そして結婚してから自然と愛情も湧き、子供も産まれ、例え裕福ではなくとも温かい家庭というものがつくられるということを歴史を鑑み事実として伝えることで彼らに勇気を与え、そしてチャンスの場をつくってあげたいのです。
人間の生活行動の一つに自ら行動して動く人たちがいます。いわゆる恋愛のことです。もう一つは人に薦められ、それではあの人が薦めるなら会ってみようか。物を買う時も、それが行動原理の一つなのです。いわばある意味お節介なのです。でも日本社会はお節介する人と、される若者で見事な調和社会を築いてきました。
要は古い伝統的な日本社会の良いところを、新しい手法で復活させよう、これがキーワードです。
私は現代の結婚相談所の多くの欠点をこの方式で解決したいと考えています。すなわちご承知の通り第一は、いまある相談所は金がかかる、入会金にはじまって。第二は情報による、いわば一つの基準が設けられて、例えば年収、勤務先、学歴など、一種の資格を要求されます。
そしてイベントと称して、例えば男女10人づつの交流会を行なうのですが、実はその時のもう一つの基準が、美醜です。例えばある会場では一人の女性に4人の候補男性が指名しました。そして真面目とか、人間性、誠実性、何より相性があうとかそういった観点が欠けているのです。そういう相談所を見て自信を失った男女もたくさんいるはずです。
そういう早く言えば普通の若い男女、勤労者の80%が中小企業の勤労者であり、恵まれている大企業の勤労者はたった2割です。普通の相談所は2割を対象としていますが、残り8割の方々が私たちの対象となる若者です。
したがって入会金を安くするため、中小企業の会社に法人会員になってもらい、そしての会社の若い男女の希望者に個人会員になってもらいます。そうすれば地方の企業が多いでしょうから、所得も高くはないが、生活がそこそこできる人たちでしょう。
経営者も社員が大事ですから、主旨をはっきり説明し納得さえすれば会員になるでしょう。
法人会員は月々1万円、個人会員は5千円でいいでしょう。何より従業員、経営者も地域に密着した人たちの活動であり、安心して入会できます。加盟店大使の第一の仕事は法人会員への説明であり、この事業の立ち上げに関しては特にスタート資金は不要であり、加盟店大使の当社への加盟金も50万円と安く、場合によっては分割も考えています。
当社は地方によって差はあるでしょうが、人口30万人~40万人単位が適当な守備範囲と考えています。
私たちの加盟店大使になっていただける方の、いわば条件は3つです。
①少子化に貢献するという高い理想を持つ ※そのための研修を実施
②加盟金50万円
③誠実な人柄
企業というのは目的が正しく、方法論が正しく、誠実に行動するならば、利益は必ずついてくると信じています。是非ふるってご応募してください。
なお、この産業はある意味では新しいシステムの先端産業であり、成長産業としてITがもてはやされていますが、アナログから脱皮した隠れた成長産業になるのではないかと考えています。
株式会社 結人堂 名誉会長 中村功
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