中国のワクチン工場で去年、感染症のブルセラ症の原因となる細菌が漏れ出し、付近の住民ら3000人が感染していたことが分かりました。
中国メディアの「財新」は甘粛省の医薬品工場で去年7月から8月にかけて、ブルセラ症のワクチンの製造に使用された細菌が排気に混じり外部に漏れ、付近の住民ら3000人が感染したと報じました。使用期限の切れた消毒剤を使っていたため滅菌が不十分だったことが原因だとしています。この報道の翌日、地元当局は実際には、2万人以上に検査が行われ、このうち3245人が陽性だったと明らかにしました。当局は去年12月にこの漏洩(ろうえい)事故について公表していましたが、感染したのは、工場の職員ら約200人としていました。ブルセラ症は感染すると40度以上の高熱を繰り返すことがあり、日本の国立感染症研究所によりますと、治療しない場合、致死率は約5%だということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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