【国税OBが語る】コロナウイルスにより税務調査が中止！あなたは税務調査の対象から外れる！？【相続税】

2020年9月14日 2020年9月14日 4分39秒

jin115k

今年実施される予定だった相続税の税務調査は、
現在恐らく、全ての実施が取り止めになっている状況だと思います。

そしてこの税務調査の中止期間は、最低でも緊急事態宣言が発令されている期間中は続くでしょうし、
仮に緊急事態宣言が解除されたとしても、
納税者の方や職員の安全性の観点から、直ぐに調査が再開されるというのも考え難いです。

恐らく最短でも6月から7月まで・・・、
もしかすると今年一杯の調査がコロナの影響により中止になるという事態も考えられます。

その場合、こと相続税においては、来年以降の税務調査の形態が大きく変わることになります！

具体的には、
まず従来の相続税の調査では、
・申告のあった案件の５件に１件である、
・約20％の人が調査対象となっていました。

ですが恐らくコロナが収束した後の相続税の調査は
・申告のあった案件の内、10件に１件、
・約10％の人しか調査の対象とはならないでしょう。

ですので、従来の約半分の割合の方が税務調査を受けずに済む、という訳です。

では何故この様なことが起こるのか？
本編にて解説して行きます。

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・税務署視点から見る、税務調査のお話や
・相続、贈与のお役立ち情報などを、
週2回「火曜・土曜日」に投稿をしています。

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【秋山清成の経歴】
昭和48年４月　大阪国税局採用
昭和49年７月　各税務署に勤務して概ね資産課税事務に従事する。
平成５年７月　大阪国税局　課税第一部　調査部門勤務　総務係長
平成７年７月　大阪国税局　課税第一部　資産課税課勤務　第３係長
平成８年７月　大阪国税局　課税第一部　資産課税課勤務　総務係長
平成９年７月　伊丹税務署　資産課税第２部門勤務　統括国税調査官
平成10年７月　大阪国税局　課税第一部　資産評価官室勤務　主査
平成12年７月　旭税務署　資産課税部門勤務　統括国税調査官
平成14年７月　大阪国税局　課税第一部　調査部門勤務　総括主査
平成16年７月　姫路税務署　資産課税第１部門勤務　統括国税調査官
平成18年７月　長田税務署　総務課勤務　総務課長
平成20年７月　大阪国税局　総務部　税務相談室勤務　税務相談官
平成22年７月　大阪国税不服審判所　第一部勤務　副審判官
平成23年７月　大阪国税不服審判所　審理部勤務　副審判官
平成25年７月　西宮税務署　特別調査官部門勤務　特別国税調査官
平成26年７月　明石税務署勤務　副署長
平成27年７月　退職