福岡市の商業施設で女性が刺殺された事件で、警察は銃刀法違反の現行犯で逮捕していた男子中学生を9日、殺人の疑いで再逮捕しました。
▼中央警察署 棟杉邦哉署長
「商業施設で発生した女性殺人事件について捜査を進めておりましたところ、本日被疑者を殺人で通常逮捕しました」
殺人の疑いで再逮捕されたのは、事件の2日前に福岡県内の更生保護施設に入所していた15歳の男子中学生です。
警察によりますと男子中学生は、8月28日、福岡市中央区の商業施設の1階の女子トイレ内で、友人と訪れていた21歳の女性を包丁で刺すなどして殺害した疑いが持たれています。
女性は首や胸などを刺されていて、死因は出血性ショックでした。
▼福岡県警少年課 那須重人課長
「被疑者として特定した決め手につきましては、本件犯行を供述していること、それと本件に関する証拠資料から被疑者と特定いたしました」
捜査関係者によると、現場から押収された包丁2本のうち、中学生が持っていた包丁に付着した血液と、女性のDNA型が一致した他、防犯カメラにも女性の後をつける様子が写っていました。
警察の調べに対し男子中学生は「間違いありません」と容疑を認めている一方、これまで女性に対して謝罪の言葉は口にしていないということです。
中学生は「女性に興味があって近づいた」と話しているということで、捜査本部は、犯行の動機や詳しい経緯などについてさらに調べを進める方針です。
powered by Auto Youtube Summarize