福岡市の商業施設で女性が刺殺された事件で、銃刀法違反の現行犯で逮捕された男子中学生が、「わいせつ目的で近づき抵抗されたために刺した」という趣旨の供述をしていることが新たに分かりました。
8月28日、福岡市中央区の商業施設で客として訪れていた吉松弥里さん(21)が左胸や首などを包丁で複数箇所刺されて死亡し、近くで包丁を持っていた住所不定の15歳の男子中学生が銃刀法違反の現行犯で逮捕されました。
捜査関係者によりますと、男子中学生は吉松さんを刺したことを認めていて、「わいせつ目的で近づき抵抗されたために刺した」という趣旨の供述をしていることが新たに分かりました。
この事件では現場から包丁2本が押収されていて、鑑定の結果、男子中学生が持っていた包丁に付着した血液と、吉松さんのDNA型が一致したということです。
福岡県内の更生保護施設を抜け出した男子中学生は、逮捕時所持金がなかったということで、捜査本部は現場までの移動手段などを調べています。
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