神戸市の小学校での教員間のいじめ問題を受けて16日夜、保護者説明会が開かれ、4人の加害教員の謝罪コメントが読み上げられましたが、保護者からは不満の声が上がりました。

16日の保護者説明会には418人の保護者が参加。 質疑を含めておよそ2時間40分に及びました。

説明会では4人の加害教員からの謝罪コメントが読み上げられましたが、保護者は直接の謝罪を訴えました。

この問題は神戸市立東須磨小学校で40代と30代の合わせて4人の教員が20代の教員4人に暴行や暴言などのいじめを行っていたもので、このうち、療養中の男性教員(25)は警察に被害届を出しています。

学校では問題の発覚後、4人の児童が登校できなくなっていて2人は今もその状態が続いているということで、市の教育委員会はいじめの現場となった家庭科室の改修や子どもたちの心のケアを重点的に行うとしています。

一連の問題を受け17日午前、神戸市役所で総合教育会議が開かれ、久元市長や長田教育長が出席しました。

会議では、市の教育委員会から事案について報告された後、久元市長からの質問で、教育委員会が被害教員と直接連絡が取れていないことが明らかになりました。

また、加害教員の4人が学校の中心的人物として評価されていたことが報告されたほか、問題の背景と指摘される学校長の意向が強く働く独自の人事システム「神戸方式」については長田教育長が再来年の春までに廃止し新たな人事方式を採用すると話しました。

市の教育委員会は弁護士による調査チームを設置し、18日第1回の委員会を開きます。

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