イスラエルは1日、イランがイスラエルに向けて180発以上のミサイルを発射する大規模攻撃を実行したと発表した。中東地域で全面戦争の懸念が一段と強まっている。
ソーシャルメディアに投稿された動画には、ミサイルがイスラエル上空を通過する時の光や、ミサイルが迎撃や着弾で爆発した際の煙が映っていた。
イスラエル軍のダニエル・ハガリ報道官は声明で、「私たちの防衛力と攻撃力は最高レベルの準備ができている」、「この攻撃には結果が伴う」と述べた。
また、ジェイク・サリヴァン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、米軍がイスラエルのミサイル迎撃を支援したと発表した。
イスラエルは、パレスチナ自治区ガザ地区での武装組織ハマスとの戦争が始まって1年近くがたつなか、ハマスと連帯するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻勢を強めている。先月27日のレバノン南部への空爆では、ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師を殺害した。
一方、ハマスやヒズボラを支援するイランはこの攻撃を、イスラエルがヒズボラやハマスの指導者、イランの司令官らを殺害したことに対する報復だとした。
ガザ地区やイランの首都テヘランでは、人々がイスラエルへのミサイル発射を祝う様子も見られた。
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