物価高騰などの影響で生活に困っている人を対象にした相談会が開催されました。
札幌市東区にあるモエレ交流センターで行われたのは札幌市主催の年末出張相談会です。物価高騰などの影響により生活に困っている人や仕事を探している人などを対象に相談を受け付け、市の生活就労支援センターや弁護士などが連携して、支援に繋げる取り組みです。相談会は今月２６日までに市内６箇所で開かれます。
相談者）
「夫も仕事ができない日もありますので、自分も仕事を探したりとかで、住宅と仕事の相談で来た」。
相談者）
「一人ではできないことなのでお世話になってよかったと思っています」。
市によりますと物価高騰により、家賃が払えなくなったなどお金や生活にまつわる相談が多く寄せられているといいます。
札幌市・保健福祉局保護課向 瀬茂樹課長）
「札幌市は全国的にも物価高騰が進んでいる地域でもあります」、「身近な場所で開催することで、より多くの人に支援を届けたいということで、今回開催しました」。
道も対策に動いています。１８歳以下の子どもがいる世帯に対し、物価高と子育て支援策として、５０００円分の米と牛乳に引き換えることができる商品券を来月から支給する方針を決めています。この事業費はおよそ２９億円にのぼります。
相談会に参加した市民からはこんな声も聞かれました。
市民）
「私みたいに結婚しないで独身でずっと働いている者からすると、子どもがいる人はいいなとちょっとひいきというか。子育ての方も大事ですけど、年金安いと言っている老人の方もいますし、何とか苦しい人がこんなにいるんだとわかってほしいですね」。
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