「目の前に砲弾の跡が…」“戦場記者”須賀川がイスラエルへ ハマスとイスラエルの大規模衝突で死者1200人超【news23】|TBS NEWS DIG

イスラム組織ハマスとイスラエルの大規模衝突。3000発に及ぶロケット弾攻撃など、死者の数は双方あわせて1200人以上となりました。

■ロケット弾被害の街を現地取材

須賀川拓 記者:
私がいるところは、イスラエル・アシュケロンという街です。ガザから約12キロぐらい離れた場所なんですが、ここにもつい先日、ロケット弾が直撃しました。

私がいるところは危険なんじゃないかというふうに思われる方がいると思うんですが、我々のすぐ後ろの建物がガザから飛んでくるロケット弾の防護壁になるという判断をして、ここから動かないように中継しようと思っております。

つい先ほどもサイレンが鳴って、このあたりに黒煙が上がっていたんですが、そんな中、ピザのデリバリーが届きました。この戦場と日常が本当に同居しているんです。ロケット弾が飛んでいるそのすぐ隣で。

すぐ近くでロケットの着弾があった中でも、こうやって犬の散歩をしている。本当に戦場が日常となってしまっているのがイスラエルなんです。

ハマスによる突然の攻撃。そしてイスラエルの報復。今、何が起きてるのかを映像にまとめました。

■ガザから3000発以上のロケット弾 「ハマス戦闘員」パラシュートなどで越境

須賀川拓 記者
「着いてまだ1時間くらいしか経っていない」

イスラエルのテルアビブに入った須賀川記者。取材を開始する間もなく、ガザからのロケット弾飛来を告げるサイレンが鳴り、建物の中に退避します。

当局者
「ここで撮っちゃだめだ」

実は、退避した場所は警察関連の施設。家族や親族、友人の行方が分からず、多くの人が少しでも情報を得ようと訪れていた場所でした。

姉を探す人
「姉が行方不明で、DNAのサンプルを持って来た。仕事が終わったのに帰って来ていない」

7日。攻撃は突然、始まりました。パレスチナ自治区のガザから3000発以上のロケット弾がイスラエルに向けて発射され、市街地が爆撃を受けました。

また、ガザ地区を実効支配しているイスラム組織「ハマス」の戦闘員約1000人が、壁を破壊したりパラシュートを使うなどして越境。イスラエル軍の兵士や住民を襲撃しました。

ハマスはさらに、イスラエル側から100人以上を連れ去り人質にしたと主張していて、なかには外国人も含まれているとみられます。

イスラエル人
「テロリストたちは通りに向かって発砲した。罪のない市民を容赦なく殺していったんだ。こんなことはあり得ない」

当時、ガザ地区に近い地域では野外音楽祭が開かれていましたが、ハマスの戦闘員が襲い、銃撃音が響くなか参加者の若者たちが逃げ惑っています。

イスラエル政府によりますと、およそ260人の遺体が見つかり、連れ去られた人もいるとみられています。

イスラエル ネタニヤフ首相
「ハマスの破壊に全力を尽くす。この暗黒の日のために強力な復讐をする」

イスラエルはすぐに報復措置として、ガザへの大規模な空爆を開始。住宅やモスクが次々と壊滅しました。

市民ががれきをかき分け、生存者がいないか探しています。

ガザ地区 パレスチナ人
「子どもも高齢者も女性も恐怖に震え、コーラン(聖典)もぐちゃぐちゃになった」

イスラエルとパレスチナ。これまでも衝突を繰り返してきた歴史があります。

1948年、当時アラブ人が暮らしていた地中海沿岸の地域にヨーロッパなどで迫害を受けてきたユダヤ人がイスラエルを建国。その後、パレスチナは「自治区」とされ、ヨルダン川西岸とガザにわかれました。

2007年、イスラエルはガザを封鎖。このガザを実効支配しているのがイスラム組織「ハマス」です。

今回の大規模な戦闘で、双方の死者は1200人を超え、イスラエル南部では今も戦闘が続いています。

こうしたなか、アメリカのバイデン政権はイスラエルを支援する姿勢を示していて、最新鋭の原子力空母の東地中海への派遣を決めました。

アメリカ ブリンケン国務長官
「今行われている努力を頓挫させようと狙ったものではないか」

ブリンケン国務長官は、今回のハマスの攻撃について、イスラエルとサウジアラビアの国交正常化に向けた交渉を妨害する狙いがあった可能性を指摘しました。

中東情勢に詳しい専門家は…

中東研究センター 渡邊駿 主任研究員
「アラブ諸国は近年イスラエルと和平しようという動きが起きている。(2020年に)バーレーンやアラブ首長国連邦が和平を結んだが、パレスチナ側からすると自分たちの頭越しでイスラエルと手を結び、疎外されている感覚が非常に強まっていた。サウジアラビアも(関係正常化の)動きが強まっていて危機感が強くあった」

ただ、背景として、この1年でイスラエル側からの攻撃で死亡したパレスチナ人が多く、報復の準備を重ねてきた可能性があると言います。

中東研究センター 渡邊駿 主任研究員
「イスラエルの政権や国が非常に右傾化しているので、ハマスに対し強い報復対応を求める声は国内で高まると思う。イスラエルにとっても一度振り上げた拳はなかなか下ろせないのではないか」

■現地取材「遠くでお腹の底から響くよ…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20231010-6114294)

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