トルコ南部で起きた大地震では、シリアもあわせて、死者が9600人を超えています。そんな中、シリアではアサド政権が被災地に攻撃を加えていた可能性があることが分かりました。
シリア北西部・救助隊員ががれき下に潜り込み、必死に手を伸ばします。そして、生き埋めになっていた子どもたちが次々に救助され、大きな歓声が上がりました。
トルコ南部での地震発生から2日、トルコとシリアでは犠牲者が増え続け、これまでに9600人以上の死亡が確認されています。
人命救助の壁と言われる災害発生から72時間が迫る中、被災地では最低気温が氷点下となる日が続く見込みで、救助は更に厳しくなるものとみられています。
各国から救援部隊が現地入りし、活動を続けていますが、被害が広範囲に及んでいることも救助活動の妨げになっています。
震源地から250キロ離れた場所に住む日本人は…
トルコ在住 落合リザさん
「ドレッサーが倒れて粉々になったり、電気が落ちたり、人によっては壁に亀裂が入ったり。皆が逃げているのを目の当たりにして、『崩れてしまうのかな』と思って逃げました」
一方、同じく大きな被害が出ているシリアでは、いまだ続く内戦がさらに救助を難しくしています。
今回の地震では、北西部イドリブ県など反体制派が拠点とする地域が特に大きな被害を受けていますが、こうした地域に政府の支援は入っていません。民間の防衛隊が救助の頼りとなっていて、シリア反体制派が拠点とする地域の被害は見えづらくなっています。
さらに…
イギリス議会議員
「6日午後にアサド大統領が被災地を爆撃した。とんでもなくひどい話だ」
イギリス議会で、「シリア政府が被災した反体制派地域の町・マレを攻撃した」と糾弾する声が上がったのです。クレバリー外相も攻撃を「容認できない」と非難。
JNNは攻撃について確認できていませんが、シリアでは地震被害に内戦という複雑な要素が絡み合い、人道危機が拡大する懸念が高まっています。
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