
東京都内では広い範囲で積雪が予想されています。これまでも「雪に弱い」東京では、積雪量が「1センチ」違うだけで交通や市民生活に大きな影響が出て大混乱となったことがありました。
気象庁:「平地も含めて、広い範囲で警報級の大雪となる可能性」
警報級の大雪に注意を呼び掛けた気象庁。10日に降る雪の量は、東京23区では1センチから5センチ。多摩北部や八王子市のある多摩南部では5センチから10センチ、多摩西部で10センチから20センチの積雪が予想されています。
とにかく雪に弱い都心。過去には、歩道をスキーで滑る人やかまくらを作る人など予想外の行動に出る人も。
2020年の東京都心は積雪1センチ。大きな交通の乱れはなく、子どもたちは雪だるまを作って遊んでいました。
3センチの積雪を観測した2015年も、秋葉原では雪降るなか行列ができていました。
並んでいる人:「PCゲームの発売日に並んでいる」
皆さん、平然としています。
しかし1センチ増えると、わずかな違いで都心は脆弱(ぜいじゃく)性を見せ始めます。立ち往生するタクシー、トラック。警察があたふたと対応します。
大きな差が出るのは5センチ超え。2016年の東京は積雪6センチを観測しました。空の便も160便以上が欠航し、空港には巻き込まれた修学旅行生の姿が。
首都高は、雪のため通行止めに…。住宅街では、雪の重さで切れたとみられる電線がたれ下がったことから路線バスが立ち往生しました。鉄道では東北新幹線や上越新幹線、さらにJRの在来線も一部の区間で遅れが発生しました。
東京でも10日は、この時同様、1センチから5センチの積雪が予想されています。
気象庁:「公共交通機関でも、大規模で長時間にわたる遅延や運休が発生する恐れがある」
都心としては多い、積雪20センチを超えた2018年。JR山手線は一時運転を見合わせたほか、一部の駅では入場制限も行われました。駅は外も中も行列。
空の便は、200便以上が欠航しました。
九州に帰る人:「降るといってもこんなに降ると思わない」
10日、予想外の積雪となれば都心はどうなってしまうのか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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