止まらぬ"灯油価格"の高騰 前年同期に比べ1リットル当たり20円以上UP…家庭で簡単にできる節約術 (22/09/11 19:30)

灯油が高騰しています。2021年の同じ時期に比べ、1リットル当たり20円以上値上がりしているんです。

 消費量が増えるこれからの季節、どう乗り切ればいいのか?

 家庭で簡単にできる節約術があります。

 60代男性:「風呂に週3回入っているところを、2回にするなどして節約」  

 50代女性:「収入が大きく上がっているわけではなく、むしろ下がっているので厳しい」

 50代女性:「北海道にとっては厳しいと思う。死活問題で命にかかわる」

 ロシアによるウクライナ侵攻や、円安などの影響で高騰する灯油。

 北海道消費者協会によりますと、9月に入り宅配灯油の北海道内平均価格は1リットル当たり約121円で、2021年の同じ時期と比べ約23円値上がりしています。

 今後の値動きはどうなるのでしょうか?

 札幌消費者協会 奥谷 直子さん:「日本はほぼ100%石油を輸入している。どんどん値上がりしていくと思う。世界中で取り合いなる感じではないか」

 止まらない灯油価格の高騰。

 北海道生活協同組合連合会などは、北海道や経済産業省に対し対策を取ることを求めました。

 北海道生活協同組合連合会 平 照治 専務理事:「全般的な価格の抑制とまではいかなくても、必需品の灯油に焦点を絞って対策をとってもらいたい」

 これから暖房のため、本格的に灯油を使用する季節が訪れます。家庭で簡単にできる、灯油節約の3つのポイントとは?

 ポイントその1「重ね着する」

 札幌消費者協会 奥谷 直子さん:「上着を1枚多く着たり、靴下を履いたりすることで体感温度が1~1.5℃上がる」

 特に大切なのが首、手首、足首だといいます。

 その部分が広がっている服ではなく、しっかりと密着したものを着ましょう。体の周りの暖かい空気を逃がさず、ためておくことが重要です。ひざ掛けを使うもの効果的です。

 ポイントその2「家にあるものを使って暖房効率を上げる」

 札幌消費者協会 奥谷 直子さん:「扇風機やサーキュレーターは冬でも使える。壁に向かって斜め上に当てて、空気を回してあげる」

 暖かい空気は上昇し、天井付近に留まります。

 部屋の空気を循環させ、暖かい空気を床に近い部分まで移動させましょう。

 ポイントその3「冷気をシャットアウト」

 札幌消費者協会 奥谷 直子さん:「床までしっかり届くカーテンをする。灯油代が1000円~2000円上がることを考えると、一度買うと何年でも使える。厚手の長いカーテンを買うのは長い目で見ればお得」

 厚手の床まで届くカーテンで外からの冷気をシャットアウトし、室内の暖かい空気が外に逃げるのを防ぎます。

 3つの節約ポイントのほかにも、灯油ストーブの設定温度を1度下げると年間で10リットルから20リットルほど節約することができるといいます。

 体に無理のない範囲でできることを組み合わせ、灯油価格の高騰に対抗しましょう。

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