緊急事態宣言の延長について、政府は21日をめどに改めて判断するとしています。都心などでは我慢が続く一方で、学校やレジャー施設が再開した地域も。今週中の全面解除はあるのでしょうか。
パチパチと天ぷらを揚げる音が響くのは川に浮かんだ屋形船の厨房。こちらの店は無関係ですが、新型コロナウイルス発生当初、屋形船は乗客のなかに感染が確認されたこともあってイメージダウンから窮地に陥っています。屋形船の前では持ち帰りの天丼を販売。しかし、8艘(そう)ある船が動くことはありません。
関係者によりますと、18日に分かった東京都の感染者は10人。10日から9日連続で30人以下となりました。
緊急事態宣言が継続されている8都道府県でも徐々に再開に踏み切る動きがみられました。高島屋は8店舗で生活必需品を扱う売り場を中心に営業を再開。エレベーターに乗る人数を制限するなど、3密を避ける対策が取られています。
3月9日以来、約2カ月ぶりに感染者が確認されなかった大阪府でも、独自の大阪モデルによる休業要請の緩和を受けて高島屋や近鉄百貨店が営業を再び始めるなど、街に活気が戻りつつあります。しかし街の人に話を聞くと、まだまだ警戒する気持ちも強いようです。
お隣の京都でも市内の動物園や二条城が京都府民限定で再始動。夏の風物詩である鴨川の納涼床もこれまで行っていた昼の営業に加え、夜の営業も18日から始まります。
北海道では札幌市などを含む石狩管内以外は自粛要請が緩和されたため、旭川市では分散登校する小学生の姿も見られました。一方、札幌市内では政府が配布するマスクを不要な人から回収する「マスク寄付ポスト」が地下鉄の駅に設置されました。
政府は緊急事態宣言を継続している8都道府県について、21日の木曜日をめどに専門家に意見を聞いたうえで解除かどうかを改めて判断する予定です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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