お盆にコロナ発症「病院開いてない……」自宅療養どうする?

福岡県内で自宅療養している人は現在、9万7000人近くにのぼっています。発熱外来のあるクリニックなど多くの医療機関が、今週からお盆休みに入ります。自宅療養となった場合の注意点と、準備しておいた方がいい備えについて取材しました。

福岡市西区にある発熱外来です。新型コロナの検査は1日に30件ほど受け付けていますが、朝の時点で予約が埋まってしまうそうです。

やまもとホームクリニック 山本希治院長「相当問い合わせがあって、全部対応しきれていない。電話が次から次にかかってきているので、きちんと対応できていないところもある。朝9時過ぎの段階で(予約が)いっぱいです」

お盆休みに入る医療機関も多い中、こちらでは15日以外は通常通り診療することにしています。

やまもとホームクリニック 山本希治院長「急患センターとか、大きな病院で発熱外来があるところは、浜の町病院など大きなところはだいぶん混雑するし。でもやれる限りのところでやっていこうかなと思います」

ただ、山本院長は「重症化リスクの低い若い人は、必ずしも医療機関を受診する必要はない」と言います。

やまもとホームクリニック 山本希治院長「重症化リスクの高いと言われている方は、必ず医療機関がいいと思う。若くて健康な方で元々基礎疾患がなくて、37度4分も熱がない状況であれば、自宅の常備薬とかでいったんは様子を見てもいいかもしれない。症状が続けばもちろん病院に行った方 がよい」

また、いざという時に備えて市販の薬を準備しておく人も増えています。

RKB堤千春「こちらの解熱剤や風邪薬のコーナーには、次々と相談に訪れる人の姿があります」

大賀薬局別府店 山鹿優樹店長「店頭や電話対応でも、『どのような商品を持っておくといいのか』『普段からどういった体調管理をしておけばいいのか』という相談はかなりいただきます」

お盆期間中に自宅療養となった場合、どのようなものを準備しておけばいいのでしょうか?

「こういった解熱(鎮痛)剤です。体になるべく優しい、胃に負担がかかりにくいアセトアミノフェン系の解熱剤が、市販薬では売れています。お子様から大人まで使いやすい成分になっています」

発熱時は水分補給も重要となります。

「発熱による脱水症状を予防するためにも、こういった経口補水液(があると良い)。ドリンクタイプ、ゼリータイプもあるので、持っておくといい。水分と合わせて塩分も不足してくるので、そこを補ってくれる」

また、経過観察に必要な体温計は、電池切れに注意して下さい。毎日の健康チェックで使う機会も増えているので、予備があると安心です。他にも、熱冷まし用の冷却シートや、咳や悪寒、喉の痛みなどの症状を抑える風邪薬も、いざという時に役に立ちます。

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