台風と距離が離れていても、早め早めに警戒が必要です。このあとの台風8号の動きについて、気象予報士・森田正光さんの解説です。
今回の台風は、雲の幅で500キロぐらいしか直径がないんです。この後、北の方に進んでくるんですけれども、雲はまだそれほど大きく広がってません。ただ周辺部から湿った空気がどんどん入り込んでますので、台風が来る前から、東日本、特に東海から神奈川県、関東、こういうところで雨が強くなっているわけですね。
さらにこのあとの進路を見ると、今のところゆっくりなんですが、スピードが30キロから40キロぐらいにアップして、14日の日曜日には三陸、東の海上へ抜けていくと思われます。
ずっと雨が降り続いている東北の状況も心配です。東北の方でも100から150ミリぐらいの雨量が予想されます。
ただ当面は、静岡県から神奈川県の西部、こういうところが台風の湿った風の影響を受けて、激しく雨が降ります。線状降水帯ができるかもしれないという状況でもあるわけですが、台風本体がやってくれば、大雨になってしまいます。
13日の夜9時になっても、まだ茨城県、千葉県といったところでは雨が強く降るというふうに思います。
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