【北朝鮮】ICBMと短距離弾道ミサイル“同時”は初

韓国政府は、北朝鮮が25日朝、ICBM(=大陸間弾道ミサイル)を含むミサイル3発を発射したと明らかにしました。

発射のタイミングはバイデン大統領が日本と韓国を訪問した直後で、日米韓3か国の連携を試す狙いもあるものとみられます。

韓国軍によりますと、北朝鮮は25日朝、平壌の順安から日本海上に弾道ミサイル3発を発射しました。韓国大統領府は、1発目はICBM「火星17」、ほかの2発は変則的な軌道での飛行が可能な短距離弾道ミサイルと分析しています。

韓国聯合ニュースは北朝鮮がICBMと短距離弾道ミサイルをほぼ同時に発射したのは初めてで、ICBMはアメリカ、短距離弾道ミサイルは日本と韓国をけん制する狙いがあるとの見方を伝えています。

韓国軍は発射の兆候を事前探知し、戦闘機の訓練を行った映像を公開。25日も、対抗措置としてアメリカと共に日本海に向けて地対地ミサイルを1発ずつ発射しました。

また、大統領府は北朝鮮による核起爆装置の作動テストを探知したと明らかにしました。一両日中の可能性は低いとしていますが、核実験に向けて準備が進んでいるとみられます。
(2022年5月25日放送「news every. 」より)

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