大阪・寝屋川市議の女ら５人が１日、融資金詐欺容疑で逮捕された事件で、容疑者らが経営者を対象に融資に関するセミナーを開催していたことが分かりました。
警察によりますと、寝屋川市議の吉羽美華容疑者（４２）、自称無職の渡部秀規容疑者（４８）ら５人はおととし、コロナ禍での公的融資制度を悪用し、大阪府の福祉施設に「仲介料として半額払えば返済不要になる」などと偽り、融資金約６千万円をだまし取った疑いがもたれています。
捜査関係者によりますと、容疑者グループは、福岡県を含む各地で融資に関するセミナーを複数回開催し、福祉施設や医療機関の経営者らに架空の仲介話をもちかけていたことが新たに分かりました。
吉羽容疑者は市議の立場を利用して相手を信用させていたとみられていますが、今回の容疑者らとは別のグループを作り、同様の詐欺事件を繰り返していたと見られるということです。
警察は、吉羽容疑者が主体的に関与していた可能性もあるとみて調べています。
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