首をヒモでくくった人形を引きずる謎の少女 映画「アンテベラム」本編映像

11月5日より劇場公開される、「ゲット・アウト」「アス」でプロデューサーを務めたショーン・マッキトリックによるスリラー映画「アンテベラム」から、不気味な少女の登場する本編映像が公開された。
 
 公開された本編映像は、ヴェロニカ(ジャネール・モネイ)と古風なドレスを身にまとった少女が、ホテルのエレベーターに乗り合わせるシーン。気さくに話しかけるヴェロニカはだったが、少女は唇に人差し指を当てて「シー。しゃべると怒られるわよ」と警告する。少女の話に合わせるヴェロニカだったが、エレベーターから降りる少女がヒモを首にくくった人形を引きずるのを見て驚く。少女と同じ階で降りたヴェロニカは、気持ちを落ち着かせて自室に向かう。しかし、閉まるドア越しに見えたのは、長い廊下の先で意味ありげにヴェロニカを見つめている先ほどの少女だった。

 薄暗いホテルの廊下と、ドレスを着た無表情の不気味な少女。スタンリー・キューブリック監督「シャイニング」を思わせる、謎めいて不気味な映像となっている。
 
 「アンテベラム」は、順風満帆の日々を送っていたが突如として奈落の底に突き落とされるヴェロニカと、綿花畑に強制的に働かされるエデンの、2人の女性を描いた作品。主演を務めるのは、「ムーンライト」「ドリーム」のジャネール・モネイ。恐怖のパラドックスからの脱出を図るヴェロニカとエデンをひとりで演じ分ける。監督・脚本を務めるのは、新進気鋭の監督ユニットであるジェラルド・ブッシュとクリストファー・レンツの2人。アメリカを揺るがしている人種や政治の分断というテーマを大胆に取り上げ、スリラーというジャンルの常識を破壊する問題作を作り出した。
 
【作品情報】
アンテベラム
2021年11月5日(金)全国ロードショー ※TOHOシネマズ シャンテのみ11月7日(日)より
配給:キノフィルムズ
©2020 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

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