2022.6.28(火)に、第63回中央最低賃金審議会が開催され、2022年秋頃からの最低賃金額の目安について議論が行われました。
この中央最低賃金審議会というのは厚生労働大臣の諮問機関で最低賃金の決定権があるわけではなく、最終的には都道府県労働局長が決定するのですが、例年ほぼほぼ中央最低賃金審議会が提示する目安どおりに改定されていることから、この中央最低賃金審議会が提示する水準が非常に大きな影響力を持っています。
では2022年度は最低賃金が上がるのか下がるのか、それとも据え置きなのか、企業経営者や労働者、ともに気になるところだと思います。
ズバリ予想をすると、「2.5%～3%程度の引き上げになるのではないか」と予想しています。
今回は、この予想に至った根拠を、各種資料・審議会の議事録や統計などを用いて説明します。
【動画内で使用した資料・統計等】
中央最低賃金審議会(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-tingin_127939.html
目安制度の在り方に関する全員協議会(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-tingin_127940.html
最低賃金の議論開始 物価高騰で「上げ幅」焦点―厚労省審議会(時事通信社ニュース)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022062801006
新しい資本主義の実行計画工程表(内閣官房)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/pdf/apkouteihyou2022.pdf
経済財政運営と改革の基本方針2022(内閣府)
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2022/decision0607.html
新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画(内閣官房)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/pdf/ap2022.pdf
賃金改定状況調査(a-Stat)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00450201&tstat=000001021951
法人企業統計調査(a-Stat)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?page=1&toukei=00350600
消費者物価指数(総務省統計局)
https://www.stat.go.jp/data/cpi/index.html
厚生労働省最低賃金特設サイト
https://pc.saiteichingin.info/
【目次】
0:00 オープニング
1:19 引き上げ？引き下げ？据え置き？
1:40 各種政府方針に見る政府の賃上げ構想
3:42 引き上げ率はどれくらい？
5:37 データから見える賃上げ事情
7:36 政府による賃上げ支援(助成金・補助金・税制 etc.)
8:04 エンディング
#最低賃金 #賃金 #給与 #給料 #労務管理
【社労士いしかわについて】
本名：石川 琢磨 (特定社会保険労務士)
神戸三宮社会保険労務士事務所HP
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