ウクライナで侵攻を続けるロシアのプーチン大統領に対して、スリランカの大統領が支援を要請しました。国家の破産を表明したスリランカで一体、何が起きているのでしょうか。
国家の「破産」。人々は怒っています。
治安部隊は放水銃で応戦。催涙弾も使われています。
国が破産するとは、一体、どういうことなのか。
ウィクラマシンハ首相:「今までは発展途上国として(IMF(国際通貨基金)と)交渉してきた。今は破産国家として交渉に臨んでいる」
通貨の下落と、極端な物価の上昇。
1日に何時間も停電になり、米はこの1年で4倍に値上がりしています。
給油待ちの人:「3日前から並んでいます。いつガソリンが手に入るか分かりません」
怒りの矛先はラジャパクサ大統領ら、政治指導者に向かっています。
運転手:「人々が何日も列に並んでいるのは、支配者たちの近視眼的な政策のせいです。これは大きな犯罪だと思います」
外貨不足により、輸入に頼る医薬品も不足。弁護士の団体もデモに参加するなど、あらゆる階層が声を上げています。
弁護士:「私たちは、この腐敗した政治家たちと戦います。彼らは何十年もかけて私たちの国を台無しにしてきました」
祖国の窮状を憂いている男性。都内でスリランカ料理店を営むカピラさんです。
タップロボーンオーナー、カピラバンダラさん:「もともと多分、破産していた。これはきのう、きょうの話じゃなくて、今の大統領は政治家として何も知らない人」
大統領の一族による政治支配が今の状況を招いたとカピラさんはみています。
タップロボーンオーナー、カピラバンダラさん:「(政治家を)選んだ国民が今お返しをもらっている。日本の国民に言いたいんですが、やっぱり選挙は大事なもの。日本の皆様も他人事じゃないと思います」
国家の破産。ラジャパクサ大統領は燃料輸入のため、ロシアのプーチン大統領に支援を要請しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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