出典:EPGの番組情報
あしたも晴れ!人生レシピ「冷凍庫活用術」[解][字]
残り物や買いだめしたモノを“何となく冷凍”していませんか?冷凍することで食品の質を保ち、料理が簡単になることも!“あえて冷凍”で食を豊かにする方法お伝えします。
番組内容
冷凍は食を豊かにする方法と心得て!冷凍王子こと西川剛史さんが冷凍の大活用術を伝授。保存の方法や冷凍調理のレシピの他、冷凍するだけで食感が変わる意外な食材も登場。夏にうれしい簡単ひんやりスイーツも。解凍方法のあれこれにゲストのIKKOさんもビックリ!「どんだけ~」な冷凍術を上手に使う方法をご紹介!
出演者
【ゲスト】IKKO,【講師】冷凍食品開発コンサルタント/野菜ソムリエ…西川剛史,【語り】堀内賢雄,【司会】賀来千香子,小澤康喬ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
情報/ワイドショー – グルメ・料理
テキストマイニング結果
ワードクラウド
キーワード出現数ベスト20
- 冷凍
- 解凍
- 食材
- 冷凍庫
- ラップ
- 空気
- 食感
- 保存袋
- 西川
- 電子レンジ
- 状態
- 豆腐
- 氷水解凍
- 流水解凍
- 結構
- 常温
- 水分
- ポイント
- マイナス
- 温度
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
あなたは どんな時に
冷凍庫を使っていますか?
何となく冷凍庫に入れてませんか?
これは「冷凍の疑問」についての調査。
「どれくらい日もちするのか」
「冷凍できるか分からない」。
この結果からも 何となく冷凍をしている
人が多いようです。
「何となく」冷凍ではなく
「あえて」冷凍することで
知らなかった冷凍の楽しさを
知ることができます。
この方 冷凍王子こと 西川剛史さん。
冷凍の魅力に取りつかれ 冷凍をもっと
積極的に使ってほしいと活動しています。
そんな西川さんが披露するのは
研究を重ねた冷凍の極意。
あえて冷凍で作る 冷凍調理のレシピに
食感が変わるスイーツも ご紹介。
意外なものも冷凍。
市販の冷凍野菜の
おいしい活用法も お伝えします。
「何となく」では もったいない!
「あえて」冷凍で食卓を豊かに。
♬~
「あしたも晴れ!人生レシピ」
今回のテーマは 冷凍庫の活用術です。
賀来さんは どんな時に冷凍庫
お使いになりますか?
私は とにかく早く冷凍したいというのは
炊きたてのごはん。
それから買いたての食パン。
あと コーヒー豆なんかも
フレッシュにと思って。
で お肉はね 冷凍をするんですけども
お野菜を冷凍するというのが
私 あまり自分の中でなかったので
今日は冷凍術の幅を広げたいなと
思ってます。
ではゲスト ご紹介しましょう。
IKKOさんです。
よろしくお願いします。
お願いします。
私 冷凍っていうと まだ
いまいち よく分かんなくて。
基本的には時短と 私 もう本当
ほぼ時短なんですよね。
だけど冷凍を 大根ぐらいは
繊維を1回 壊したりとかするから
煮物に向いてるとかね そのくらいで
なるべく積み重ねていかないということが
基本ぐらいの感覚かも分かんないです。
そして今回 専門家にも
お越し頂いてます。
冷凍王子こと 冷凍生活アドバイザーの
西川剛史さんです。
西川さん 早速なんですけれども
先ほどのVTRのアンケートの中で出てきた
疑問についてなんですが
どういった食材が冷凍できるのか
どうか分からないですとか
あと日もちは?といった こういった質問
いかがでしょうかね。
皆さん
これが冷凍できるかなって悩まれて
結局 冷凍しないって方も
多いんですけど
実は ほとんどのものは
冷凍できるんですね。
特に使い方 解凍する時の解凍方法とか
調理方法で 結構どうにでもなるので
皆さん あまり構えずに
とにかく私は 冷凍はしてほしいですね。
日もちに関しては 冷凍庫に入れておけば
腐るということはないんですけども
おいしく食べようと思うと 生のお肉 魚
野菜なんかは2~3週間以内が目安で
調理をしたもの 火をかけたものなんかは
1か月以内というのが
目安にはなりますね。
代表的な疑問が解消されたところで
大事なポイントを押さえていきたいと
思います。
冷凍王子流 上手な冷凍の極意です。
使いかけの食材を冷蔵庫に放置し
期限ギリギリなことに気付いて
冷凍したことはありませんか?
例えば ビタミンや鉄分などの栄養素を
含む ほうれんそうの場合。
マイナス18度の
家庭用冷凍庫に入れた場合
半月たっても ビタミンCの量は
75%残っています。
しかし5度の冷蔵室に入れたままにすると
5日後には 65%まで減少。
すぐに冷凍すれば
栄養素を保つことができるのです。
今日 使わない分は その日のうちに
冷凍するってことが すごく大事ですね。
スーパーで買い物する時にも
その日に食べるものか 冷凍するのか
というのを考えて購入することが
大切ですね。
なるほど。 買い物の時から考える
「計画冷凍」が必要なんですね。
こちらの冷凍庫をご覧ください。
残念な冷凍をしています。
袋のまま。
トレーごと。
袋の口が開いたまま。
3つに共通しているのは
食材が空気と触れた状態にあることです。
冷凍庫の中は乾燥しているため
食材から水分が抜けてしまいます。
水分が抜けた部分に空気が入り込むと
食材は酸化。
風味や食感が落ちてしまうのです。
空気を遮断するために
おすすめのアイテムは
冷凍用の保存袋と ラップ。
使い方にも ポイントが。
このジッパー付き保存袋に食材を入れて
空気を抜きたいと思います。
まず最初に この真ん中ですね。
真ん中に空気穴を作りまして
この真ん中以外は全て
しっかりと締めます。
こうやって しっかり空気を抜きます。
下から上に どんどん どんどん
空気を押しやって
これでもかっていうぐらい
しっかり空気を抜きます。
最後 この真ん中を
封を閉じるということですね。
保存袋は 厚さが 0.06ミリ以上のものが
気密性が高く おすすめ。
続いては ラップの包み方。
食材の表面に ラップが密着するように
丁寧に はり付けることが大事です。
ただし こんなふうに ぐるぐる巻きは
中が見えなくなるので NG。
冷凍保存中の保存性を高めるために
さらに冷凍用の保存袋に入れたほうが
いいですね。
西川さんのおすすめは
ラップと保存袋のダブルガード。
匂い移りも防げます。
今度はラップを使わずに保存する方法を
教えたいと思います。
レモンの輪切りなど 薄く平らなものは
保存袋のフィルムに はり付かせるだけで
保存できます。
食品を冷凍する時
食品の質を落とす温度帯があります。
通称 魔の温度帯。
マイナス5度からマイナス1度の間は
通過時間が長いと
水分が凍る際 氷の結晶が大きくなり
食品の組織を損なうのです。
一般的な冷凍庫で 冷凍にかかる時間を
示したグラフ。
魔の温度帯の通過に 約2時間半
かかっていることが分かります。
これは ゆっくり凍結した時の
サバの細胞の変化を示したもの。
膨張した氷が細胞の組織を壊して
水分や うまみが ドリップとして
流れ出してしまいます。
「ゆっくり凍結」は解凍した時に
ドリップが多く
食材の風味を落としてしまうのです。
できるだけ速く凍結させるために
西川さんが実践していることとは?
速く凍らせるために 私は薄く平らにして
冷凍するってことを心がけてます。
空気を抜いた保存袋を
さらに薄く平らにします。
この お肉が下のほうにあるやつを
上のほうに延ばしてもらって
薄く平らに均等の厚さにする
ということが大事ですね。
平たくすることで 他にもメリットが。
薄く平らに冷凍すれば
均一に冷凍することができますね。
均一に冷凍すれば
解凍ムラが起きません。
そして最後は 小分けに冷凍する方法です。
ラップを半分に畳んで
小分けにした肉を挟み
空気が入らないように包みます。
ポイントは 食材の間に
少し隙間をつくっておくこと。
冷凍後は必要な分だけ
ハサミで切り取って使います。
冷凍前の一手間で
食材のおいしさが アップします。
今日から試してみませんか?
すご~い! ちょっとね すごいね 感動。
あそこまで丁寧にしなきゃ
いけないんだなってね。
レモンの輪切りのところなんですけども
何が ラップをしてよくて
どれは適切じゃないかっていう区別は
どうしたらいいでしょう?
基本的には手で押して…
お肉とか そういったもので。
ただ 形が凸凹してたり どうしても
硬くて空気が追い出しにくいもの
そういったものは ラップをしたほうが
いいというのは ありますね。
面倒な場合は ラップなしでも
いいんですけど
その場合は早めに使うってことを
意識したほうがいいですね。
お肉に ラップをつける時も
やっぱり力加減というのも何か
気を遣ってそうでしたよね?
そうです。 力加減というより
最初に触れる1枚目が本当
はり付いてないといけないんで
そこを丁寧にですね。
だからラップさえすればいいといって
ぐちゃぐちゃって やっちゃうと
間に空気 残っちゃうので
最初の一折り目というか
そこが大事ですね。
では ここから
冷凍庫の整理術を見てまいります。
こちら ご覧頂きましょう。
IKKOさんの ご自宅の冷凍庫です。
毎日 朝と夜ですよね…は作るので
おみそ汁にするものは
もうミックス野菜を作っとくとか
ねぎは刻んどくとか あとは だしにね
肝臓にいいアサリを冷凍しとくとか。
そうすると もう すぐ
パッと入れれちゃうんで。
それで見渡していけて
重ねないように
なるべく していきたいな
というぐらいなんですよね。
一目瞭然ですもんね。
間もなく消費することが もう分かってる
ということですね。
IKKOさんは 冷凍庫のですね
使い方といいますか
何か意識してらっしゃる部分って
あるんですか?
あんまり満タンにしない。
もう必要なものだけ。 もう無駄が嫌。
気が付くと消費期限とか賞味期限とかが
ストックしてたものが結局
使い切れなくて だめにしちゃったので
もうこれから無駄なく
なるべく生きていきたいなっていう。
4日で使い切るというのも
たどりついた在り方なんですね。
最後に だめだったものは
もう カレーにしちゃうとか
もう 何でもかんでも バッと入れて。
だけど これが分からなかったんですよ
私。
じゃがいもは冷凍しちゃいけない
というのが。
それで カレー冷凍してたら
「おいしくない」って言われて
「じゃがいも だめよ」とかって
言われちゃって。
全然 分かんなかったんです 私。
いや 私も。 そうですか。
何かね 入れちゃいますよね。
じゃがいも そのものは別に全然
冷凍できるんですよ。
加熱して じゃがいもだけを冷凍して
それは全然おいしいんですね。
カレーの時は煮込む時に 水で煮込む時に
じゃがいも入れますよね。
あの時に水を吸っちゃうんで
それが凍った時に悪さをするんですね。
あ~ だから?
すご~い。
すご~い。 奥深い!
やっぱり 結果的に冷凍しちゃうと
あんまり いいことはなくて
冷凍することを計画立てておけば
そういうふうに
じゃがいもは別にしておこうとか
できるってことですね。
そうですね はい。
IKKOさんの冷凍庫 ご覧になって 西川さん
どんなふうに感じられましたか?
とても お美しい冷凍庫だと
思いますけど。
一つは透明な袋に入ってるというのが
やはり いいですね。 中身が分かりやすい。
冷凍庫で一番よくないのが…
そうすると温度が上がって
乾燥とか酸化が起きてしまうんで
冷凍してても味が
かなり落ちてしまうんですね。
ついつい また取るかも分かんないから
一瞬 何秒かだったら いいかなと思って
取っても ちょっと開けっ放しに
しちゃったりとか 私 結構あんのよね。
できれば 10秒以内ぐらいに抑えるのが
理想ですね。
冷凍庫の開閉時間を減らすために
西川さんが おすすめするのは
どこに何があるのかが一目で分かる…
特に こまごましたものや
使いかけのものを
まとめておくと便利です。
ブックエンドや容器で仕切ると
縦置きにして 整理がしやすくなります。
続きましては 食材の風味を守る冷凍方法
伺っていきたいと思います。
ごはんをですね 冷凍保存するという方
多いかと思いますけれども
まず西川さん ごはんを冷凍保存する
場合のポイント 何でしょう?
炊き上げて蓋を開けますよね 最初に。
その瞬間ですね もう冷凍するのは。
蓋をパカパカ 何回も開けてると
蒸気が いっぱい出ますよね。
あれって おいしさのもとが
全部 逃げてるんですよ。
あれが逃げる前に…
でも そのね パカッて開けた
その直後だと ちょっと熱すぎるような。
そうなんです。 他の冷凍のものも
とかしちゃうじゃないですけど。
できれば保冷剤を一緒に
上とか下にも置いて入れてしまうか
冷蔵庫の最近の機種によっては
部屋が分かれてるタイプがあるので
凍らせるための部屋に入れるというのが
一番 理想的ですね。
あとはですね…
調味料を冷凍するんですか?
特に みそですね。
みそは塩分が高いんで
冷凍しても凍らないんですね。
だけど低い温度なんで発酵が それ以上
進まず おいしい状態が常に楽しめる。
あ~ いいこと聞いた。
コーヒーも おすすめですね。
特に香り成分って 常温で置いとくと
どんどん抜けていくので
冷凍の温度帯で置いとくと
コーヒーの香りも すごく楽しめますね。
そうすると香りものっていうと
ゆずの皮とか パパパッて削っといて
冷蔵庫のほうに入れてたんですけど
香りが失われないためには
冷凍庫のほうに入れたほうが
いいんですか?
そうですね。 ゆずは本当 冷凍が
おすすめですね。 香りが すごい残るんで。
野菜をね おいしく冷凍するコツ
みたいなのは何ですか?
ある下処理をしたほうが 実を言うと
おいしく冷凍できますね。
ものによっては 下処理をするとよい
ということで こちらに ご用意しました。
ほうれんそう 2つ並んでおります。
冷凍前のですね 下処理が
それぞれ違うものなんですけれども
さあ その違い
お分かりになるでしょうか?
青い皿に入っている ほうれんそうは
下処理をせず 生のまま冷凍したもの。
灰色の皿のほうは 下ゆでしてから
冷凍した ほうれんそうです。
まるっきり違う。
あっ 違いますか? うん。
もう見た目から こっちのほうが
新鮮に感じて
こっちのほうが ほうれんそうの味が
しっかりしたんですよ。
味わいが もうダイレクトに来るという
感じで 私も こちらかなと。
じゃあ IKKOさんも賀来さんも
灰色の器の ほうれんそうのほうが…。
うん こっちのほうが おいしかった。
灰色のお皿のほうが ある下処理を
してから冷凍したほうですね。
これ 生のほうれんそうを
そのまま冷凍するとですね
酵素が まだ生きてるので それで品質が
劣化してしまうんですね どうしても。
それを事前に下ゆで これ
ブランチングというんですけど
そのブランチングをしてから
冷凍したほうが酵素の活性を抑えられて
おいしさを長もちできる
ということですね。
ブランチングに向いてるお野菜というのは
あります?
緑色の野菜が結構 相性がよくて
例えば ブロッコリーとか枝豆とか
スナップエンドウとか。
あと ほうれんそう 小松菜とかもですね。
食材を保存するための冷凍法を
見てきたんですけれども
実は冷凍というのは
調理の一部にもなりまして
そんな冷凍調理のレシピを
ご紹介していきます。
まず ご紹介するのは あらかじめ食材に
下味をつけてから冷凍する
「マジカル下味冷凍」です。
この下味冷凍には
たくさんのメリットがあります。
最大のメリットは…
さらにですね…
このマジカル下味冷凍で作るのは?
ゆでないクリームパスタを
作りたいと思います。
材料は マカロニ ベーコン しめじ。
このマカロニを ゆでずに
料理するというのです。
保存袋に食材を入れます。
下味に使うのは
顆粒の洋風スープの素 牛乳。
そして水 カップ½。
これが ゆでない秘密の一つ。
袋の上から よくもんで混ぜます。
調理をする時は 袋の口を少し開けて。
電子レンジで解凍します。
こんな感じで解凍しました。
しっかり解凍するんではなくてですね
こうやって ほぐれるぐらいの解凍具合で
OKですね。
フライパンに入れて
強火で加熱します。
乾麺のパスタを水に1時間 吸い込ませる。
これで火にかける時間を
短くできるんですね。
中火で6分 火を通し
水分がなくなれば完成です。
ゆでない下味冷凍パスタには
マカロニやペンネなど
ショートパスタが おすすめです。
火の通りが均一になるので
ショートパスタが おすすめですね。
魚も下味冷凍で調理できます。
生ざけをこうじ甘酒 しょうゆ
ごまで下味をつけ
野菜と保存袋に入れて冷凍。
冷凍後は凍ったまま
フライパンで蒸し焼きにするだけ。
蓋をしてください。
ボリュームのある一品が簡単に作れます。
さて ここからは「あえて冷凍」することで
食感が変わる驚きのレシピをご紹介。
続いて冷凍するのは卵です。
卵は冷凍してはいけない食材と
思われてる方もいるんですけども
実を言うと 冷凍すると
ものすごく面白いんですね。
作るのは…
冷凍するために 卵をラップで
ふんわり優しく包みます。
はい これが凍った状態ですね。
こういった形で殻に
ひびが入っているんですけども
これは凍った時に 中身が膨張して
殻が割れてしまうので
必ず起こることなんで 問題はないですね。
解凍すると 半熟卵の黄身よりも
少し かたい食感に変わっています。
黄身をしょうゆと みりんに
10分間ほど漬けておけば完成です。
あえて冷凍することで
生卵とも ゆで卵とも異なる
とろりとした食感へと チェンジ。
次に冷凍するのは なんと豆腐。
作るのは…
食べ応えのある木綿豆腐が おすすめです。
水切りをした豆腐を8等分にカットし…。
保存袋に入れて…
こちらが冷凍された豆腐。
黄色くなっているのは
もともとの大豆の色です。
解凍すれば元に戻ります。
豆腐をつけます。
保存袋のまま ボウルに入れ
流水で解凍します。
解凍した豆腐から水分を取ります。
豆腐は冷凍することで
氷の結晶が出てきた時に
こういった すが入って
スポンジ状に変化するんですね。
これが食感の変化として
面白く楽しむことができます。
豆腐に たれを しっかり吸わせます。
ここで このつけだれをですね
しぼり具合で
味の濃さが変わってくるので
味が濃い方が いい方は
そんなに しぼらず
このままで OKですけど
ほどほどにしたい方は
ここで しぼって頂いても いいですね。
かたくり粉を豆腐全体にまぶし…。
油で揚げます。
表面が きつね色になればOKです。
やわらかい豆腐が かみ応えのある
肉のような食感へ チェンジ。
肉のから揚げよりも ヘルシーな一品です。
冷凍を生かした調理術。
献立のレパートリーに加えてください。
もう卵の冷凍なんて そんな発想が
なかったので あれ おいしそうでしたし。
おいしそう。 食べたいですよね。
ねえ。
時短も そうですし お料理の幅が広がる。
びっくりしましたね。
西川さん 冷凍卵のしょうゆ漬けは
どうして食感が変わるんですか?
冷凍することで黄身の水分が
白身側に移って
その時 黄身のたんぱく質同士が
結合するんですね。
冷凍調理で変化を起こすという感じ
ですね。
すごい。
出ました。
すごいですよね。
本当そうですね まさに。 本当。
冷凍する前に下味をつける方法というのは
まだ さまざまな使い方ありそうですね。
特に お肉そのものを冷凍すると やっぱ
乾燥 酸化 どうしても してしまうので
おすすめなのは焼肉のたれ。
焼肉のたれで豚肉をあえて
そのまま冷凍しておくと
保存中も劣化も少なく
おいしく食べれますね。
あと オリーブオイルも おすすめで
オリーブオイルと お肉だけで
下味冷凍するだけでも
これだけでも全然 違いますね。
あと 食感が変わるっていうと
こんにゃくとか しらたきも
変化があって面白いですね。
すごく弾力が コリコリとした
面白い食感に変わるので
これも お肉の代わりに
しょうが焼きにしたりとか
ちょっと きんぴらごぼうに アクセント
入れたりとかしても おいしいですね。
私 こんにゃくは やったことあるんですよ
聞いて。
そしたら まさに黙って食べてると
お肉 食べてるみたいな感じに
思えたんですよね。
こんにゃくは適度な大きさにカットして
冷凍する。
重要なポイントは 解凍したあとに
しっかり水をしぼってほしいんですね。
結構 こんにゃくのアクが残ってるので
それをギューッと押し出してから
いろんな料理に使うと
おいしく使えますね。
こちらにですね 冷凍で食感の変わる
スイーツをご用意しました。
こちらは コンビニやスーパーで
簡単に手に入るもの。
直前まで冷凍保存していました。
あのね おいしい。 たぶん クリームパン?
正解でございます。
何か ちょっと不思議な食感で
おいしいですよね。
おいしいです。 考えつかないものですね。
こうやって すごくおいしいのに
考えつかないものなんだなって。
ちょっと シャキシャキして クリームが。
うん すごくおいしい。
(西川)糖分が入ってるので
カチコチに凍らないんですね。
なので 歯でかめる
ちょうどいい硬さになってるっていう。
他にね 冷凍庫に入れておいていい
スイーツというのはありますか?
あんこ系でいうと おまんじゅうなんかも
面白くて食べれますし
あとは例えばドーナツとか
そういったものも冷凍しておくと
実は ちょっと弾力が出て
おいしく食べれますね。
ここからは食材の解凍方法を
見ていきたいと思います。
まずは ちょっと一般的な解凍方法から
見ていきたいと思います。 こちらです。
加熱調理というので 加熱調理は結構
いろんな食材をうまく解凍する
いい方法なんですね。
加熱方法も凍ったまま
フライパンで炒めたりとか
凍ったまま おみそ汁に入れたりとか。
主に野菜とか貝類は
加熱調理が適してるって言われてますね。
電子レンジも生の状態に戻すというのは
実は苦手で
しっかり火を通すまでやると
うまく解凍できる。
あとは冷蔵庫解凍というのは お肉などの
分厚いものとか塊になっているものは
冷蔵庫で解凍したほうがいい
というのはありますね。
今 聞いて 私 すごく納得したことはね
解凍するというのは どこまで解凍する
ということではなくて
要は「熱を通していけばいいんですよ」
というふうに言われると
あっ 何か納得っていう。
どこまでが解凍なのかが
今まで分かんなかったから
ちょっと すごく難しかったけど
今ので わりと
ちょっと モヤモヤが
吹っ飛んだ気がします。
生の状態に戻すというのは
結構 難しくて
加熱調理みたいに一気に最後まで
火を通してあげるよっていうと簡単だし
すごく間違いがないということが
多いですね。
電子レンジの時はラップは必要ですか?
電子レンジそのものだと どうしても
解凍ムラ 加熱ムラというのが
起きやすいんですね。
なので ラップはしたほうが
均一には解凍できますね。
常温解凍って どうなんですか?
実を言うと常温解凍というのは
よくない解凍方法なんですね。
常温で解凍すると
やっぱ菌が繁殖したり
あと酵素の活性が高まって
色が悪くなったり
臭いが出たりという原因に
なるんですね。
常温に置いとくと 速くとけると
思ってる方もいるんですが
実を言うと常温という空気で解凍してても
なかなか とけないんですね。
表面は むしろ とかしすぎて
常温に さらされて
状態は悪くなってるのに
中は まだ凍ってますっていう。
この他ですね 刺身など生で頂く食品に
ついて適してるのが「氷水」と書く
氷水解凍なんですけれども
流水解凍と比較して見ていきましょう。
用意したのは…
流水解凍と氷水解凍で比較しました。
こちらは流水解凍したマグロ。
底にドリップが たまっています。
一方 こちらは氷水解凍したマグロ。
流水に比べて
ドリップの量が少なめです。
色にも違いが。
氷水解凍のほうが鮮やかに見えます。
氷水解凍と流水解凍の違いというのは
なぜ起きるんでしょうか?
どちらも水を使って 液体を使って
解凍してるんですけど
氷水は0度ぐらいの温度なんですね。
流水は 10度から20度ぐらい。
夏場なんか 30度近く
なってしまってるんですけど
それぐらい温度が高いと
酵素が常温に近いので
やっぱり酵素の活性で
食材を傷めてしまうんですね。
氷水のように0度に近い温度で
しかも水を使って速く解凍する
ということをやると
すごくいい状態で解凍できますね。
食品冷凍の専門家 東京海洋大学の
鈴木 徹さんの研究結果によりますと
氷水解凍のドリップ量は 流水解凍の
およそ⅓だったそうなんですね。
だけど流水解凍のほうが やっぱり
一般的には何か多かったような気
するんですね 分かんなくて。
むしろ氷水解凍を知らなかったですよね。
流水解凍も悪くはなくて
むしろ常温で解凍するよりは
やっぱ温度が さらに低くスピードも速い
流水解凍もいいんですね。
さらに いいのが
氷水解凍という感じですね。
最後はですね 今 さまざまな幅広い商品が
登場しています。
最新の冷凍食品事情を見ていきましょう。
エスカルゴに
フォアグラ。
メインディッシュは
サーモンのパイ包み焼き。
フレンチのフルコースと見まごう
料理の数々。
今や冷凍食品は ちょっとした
晴れの日の料理にもなっています。
こちらは去年2月にオープンした
冷凍食品の専門店。
約500種類の冷凍食品を扱っています。
冷凍の刺身に
相模湾や沖ノ瀬で釣れた
カツオやトロサバ。
特殊な凍結装置を使い
産地で冷凍された新鮮な食材です。
コロナ禍の冷凍食品需要もあって
都内や地方から訪れる人もいるそうです。
店を運営しているのは
横浜市にある凍結機メーカー。
この会社の アルコールを使った
液体急速凍結機を見せてもらいました。
蓋を開けると マイナス30度の
アルコールが循環しています。
真空パックしたサーモンを入れると…。
みるみるうちに凍ってゆきます。
ここにも もし扇風機があったら
気温は同じだけれども涼しく感じる。
それと同じように この中でも
同じことが起きるので…
急速凍結を行うと
魔の温度帯である マイナス5度から
マイナス1度の間を
素早く通過できるため
風味が保たれるそうです。
食材だけでなく 握りたてのすしや…。
蔵出し直後の酒など
冷凍する商品の幅を広げています。
一方 こちらは
電子レンジの原理を利用し
大手冷凍食品メーカーが開発した
冷やし中華。
なんと 電子レンジで温めても
冷たいという商品です。
パッケージから出すと麺の上に
あらかじめ氷が載っています。
そのまま電子レンジで温めても…。
氷は とけずに残っていました。
電子レンジはマイクロ波で水分子を
振動させ 摩擦熱で物を温めます。
氷は水分子が結合しているため
温まりにくいのです。
さらに冷たくする
もう一つの理由は たれ。
糖度が高く冷たいまま とけます。
冷えた たれと氷で 電子レンジで温めても
冷たい商品が完成しました。
種類も豊富で すぐに使える
市販の冷凍野菜。
冷凍庫に常備している方も
多いのではないでしょうか。
西川さんおすすめの簡単レシピを
お伝えします。
まずは ビタミンCなど
栄養素が豊富なブロッコリー。
耐熱性のボウルに冷凍ブロッコリーを入れ
水をかけて ラップ。
水を入れるのが ポイントです。
電子レンジで温めます。
水を入れて温めることで
水蒸気で蒸されたような状態に。
冷凍ブロッコリーは
加熱処理をしているので…
水を切り 塩昆布と ごま油を加えて
あえれば 栄養ある副菜が出来上がり。
お次は おつまみに うれしい…
フライパンに オリーブ油を入れ
にんにくと赤とうがらしを入れて
弱火にかけ
にんにくが きつね色になったら
冷凍枝豆を凍ったまま投入。
最後に ご紹介するのは お手軽
冷凍小松菜を使った だし解凍。
保存袋に入れて
めんつゆを注ぐだけ。
自然解凍が できるものを
選んでください。
すご~い。
ねえ。
私 ブロッコリーを
やってたじゃないですか。
いまだに ちょっと
分かんないんですけどね
ラップをかけて
きっちりかけて冷凍するものもあれば
ちょっと こう隙間を…。
ふんわり?
あれって何が違うのかな?って
ちょっと よく分かんなくて
どれが正解なんだろう?と
思うんですけど。
あまり ピッタリ はり付かせてしまうと
チンした時に切れ目が入って
抜けてしまうんですね。
ですので ふんわりかけるというのが
正しいですね。
やっぱり ふんわりで いいんですか?
ただ完全に隙間が空いちゃうと
せっかくの蒸気が逃げちゃうので。
蒸されないから。
そうですね。
もう軽く?
軽く。
やっぱり冷凍技術の向上というのは
産地にとっても メリットがあったりね
…と思ったんですけども。
特に産地で取れたてを急速凍結する
というとこで商品の価値が上がるんで
特に生産者の方も冷凍して日もちがする
という前提で収穫とか
そういった計画も立てやすいので生産者に
とっても ありがたいと思いますね。
計画が立てやすい。
商品としての価格の安定感というのは
いかがですか?
そうですね。 やっぱり冷凍して通年
1年かけて販売ができるので
価格も安定している。
それは買う 購入する消費者にとっても
価格が安定してて いいんですけど
販売してる側にとっても
すごく値段が安定してるってとこは
ありがたいと思いますね。
あ~ 何か 私 今日すごく
スカッとしたんですよ。
あ~ そうですか。
何か 冷凍というのが現実的に
よく分からないまま
見よう見まねで やってることが
すごく多かったので自然解凍するよりは
こういうふうにしたほうが いいですよ
とかっていうことだったりとか
こういったものには向いてるとか
いろんなことが聞けたので
ちょっと…
ちょっと気分が晴れたわ。
ちょっと新しい感じで。
ちょっと新しいの 生まれました?
冷凍をうまく使いこなすというのが
やっぱり暮らし上手になることだと
思いましたし
また新たな おいしさも生まれて
冷凍の世界って すごいんだというのを
今日 教えて頂いて。
冷凍を活用することで 調理にかける
時間とか労力を減らしつつも
おいしくて健康的で 楽しい食生活って
やっぱ実現できると思うんですね。
そういったことを冷凍で やっぱ
知ってほしいなっていうのは思いますね。
冷凍庫に冷凍したものが入ってると
結構 心の余裕にも つながるんで
そういったふうに本当に あえての冷凍
ポジティブな冷凍というのを
皆さんに知ってほしいなと思いますね。
皆さん どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
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