日銀総裁、金融緩和維持を強調「粘り強く・・・」(2022年6月6日)

 およそ20年ぶりの円安水準が続くなか、日銀の黒田東彦総裁は「金融引き締めを行う状況には全くない」と述べ、強力な金融緩和を続けていく方針を強調しました。

 日銀・黒田総裁:「我が国経済は依然として感染症からの回復途上にあるうえ、所得面では資源価格上昇という下押し圧力も受けており、金融引き締めを行う状況には全くありません。強力な金融緩和を粘り強く続けていく」

 黒田総裁は6日、金融政策などをテーマに都内で講演しました。

 国際的なエネルギー価格の上昇で海外への所得流出が起きていると指摘し、そうしたマイナスの影響を和らげるために金融緩和の継続が必要だと述べました。

 さらに新型コロナのダメージからの回復途上にあるなどとして、「金融引き締めを行う状況には全くない」と強調しました。

 外国為替市場の円相場は午後3時時点で1ドル=130円台半ばとなっていて、黒田総裁の発言が値動きに与える影響は限定的とみられます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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