「家計が値上げ許容」発言 日銀総裁“異例の謝罪”・・・フィリピン バナナ“値上げを”(2022年6月8日)

 様々な物の値上げが続くなか、「家計が値上げを受け入れている」と発言し、波紋を広げた日銀の黒田東彦総裁。7日、一転して陳謝しました。

■黒田総裁が陳謝・・・“囲み取材”自ら希望

 黒田総裁:「ちょっと誤解を招いた表現だった。申し訳ないと思っております」

 発端となったのは6日、黒田総裁から飛び出した「家計が値上げを受け入れつつある」とした趣旨の発言です。

 波紋が広がるなか、7日、黒田総裁は国会に出席。その後、官邸で、記者団の囲み取材を自ら希望し、釈明しました。

 黒田総裁:「家計が自主的に値上げを受け入れているという趣旨ではなく、むしろ家計としては、いわば苦渋の選択として、やむを得ず値上げを受け入れているという状況だと思います。値上げ許容度が高まっているとか、受け入れているという言い方は、表現は適切でなかったと思っている」

 誤解を生む表現だったとして、黒田総裁は謝罪しました。

■フィリピン政府 バナナ“値上げ”要請へ

 幅広い商品が値上げされるなか、8日、フィリピン政府が、“異例の申し入れ”を行うことが分かりました。

 それは、スーパーなど日本の小売業界に対しての「フィリピン産バナナの適切な価格での販売」です。

 世界的なインフレ情勢や、肥料価格、輸送費用などが、軒並み上昇しているため、フィリピン国内のバナナ生産者は、これまでの小売価格では、採算を確保するのが難しくなっているというのです。

 去年1年間の日本のバナナの輸入量は、およそ110万トンで、フルーツの中で最多。中でもフィリピン産は、およそ8割を占めています。

 バナナは、安定した供給を背景に、これまで20年以上、1キロ当たり200円から250円ほどで推移していた「物価の優等生」です。

■ジュース店・フルーツ店の“苦しい胸の内”

 東京や横浜などに5店舗を展開するバナナジュースの専門店です。看板商品の材料は、バナナと牛乳のみで、濃厚な味わいが特徴です。

 バナナジュース専門店「sonna banana」・野田枝里代表:「フィリピン産は、誰もが食べやすい味」

 現在は、1杯500円で販売されているバナナジュース。今後の状況によっては、ワンコイン価格を維持できなくなる可能性もあるといいます。

 バナナジュース専門店「sonna banana」・野田枝里代表:「なんとか、こらえてやってきている。もう正直(ジュースの価格を)上げざるを得ないかな」

 苦しい胸の内は、フルーツショップも同じです。

 「イマノフルーツファクトリー」・今野喜彦店長:「2割、3割上がってしまうと、同じようには売れない。やはり値上げ幅は、大きくなってくる」

(「グッド!モーニング」2022年6月8日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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