熊本市の慈恵病院 内密出産マニュアル私案を熊本市に提出 (22/06/06 18:30)

熊本市の慈恵病院が独自に導入している内密出産、国は、現在、ガイドラインの策定を進めています。
これを受け慈恵病院の蓮田理事長は具体的な対応などをまとめた私案を6日熊本市に提出、母親が病院にも名前を明かさない匿名出産も受け入れることを表明しています。

慈恵病院では母親が病院だけに名前を明かし出産する『内密出産』でこれまでに2人が出産していて、国はガイドライン策定を進めています。

蓮田健 理事長は6日、熊本市に「ガイドラインのたたき台にしてほしい」として
15項目からなる私案を提出しました。

私案には児童相談所が行う母親へのいわゆる社会調査について本人の同意を得た範囲で行うこと、内密出産の撤回が認められる期限などが盛り込まれています。

一方、私案では母親が病院にも身元を明かさず子供の出自を知る権利が担保されない「匿名出産」を受け入れることも表明しています。

【蓮田健理事長】
「全てを想定して準備するという意味で今回、匿名出産という概念、対応しますということを文章にしています。しかし、相当な期間匿名出産は発生しないと思っています。その努力もしないといけないと思っています」

熊本市はこの私案をどのような形で国に提出するか検討するとしています。

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