「日本赤軍 テロ脅威なくなっていない」警察庁長官(2022年6月2日)

 刑期を満了して出所した重信房子元最高幹部(76)の日本赤軍について、全国の警察のトップが「テロ組織としての危険性がなくなったとみることは到底できない」と述べました。

 中村格警察庁長官:「かつて世界各地で極めて活発なテロ活動を展開した日本赤軍。組織の解散を表明してはいますが、いまだに過去に起こしたテロ事件を称賛している。テロ組織としての危険性がなくなったとみることは到底できない」

 日本赤軍の重信房子元最高幹部は1974年、オランダ・ハーグのフランス大使館で大使ら11人を人質に取り、警察官に発砲して重傷を負わせた殺人未遂などの罪で懲役20年の判決を受けて服役していましたが、刑期を終えて先月28日に出所しました。

 一方、日本赤軍のメンバー7人は今も逃亡を続けていて、岡本公三容疑者(74)はそのうちの1人です。

 岡本容疑者は仲間と1972年にイスラエルの空港で約100人を死傷させる銃の乱射事件を起こし、事件から50年の先月30日には中東のレバノンで支援者に囲まれ、仲間の墓参りをしていました。

 警察庁の中村長官は「各国の関係機関と連携し、検挙に向け最大限、努力したい」と述べました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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