ウクライナ東部マリウポリの最後の砦(とりで)・アゾフスタリ製鉄所。ロシア軍は、投降を求めていましたが・・・。
記者:「聞こえている通り、掃討作戦が行われています。ロシア軍が製鉄所に進攻するための、掃討作戦が始まりました。アゾフ連隊に投降する様子はなく、駆逐されることになります」
一方のウクライナ側は・・・。
アゾフ連隊 マキシム・ジョリン司令官:「マリウポリでは、約10万人が地下シェルターに隠れている。一部の人は製鉄所にいるが、救出が不可能な状況だ。今も爆撃が続いていて、ロシア軍が救出を阻止している」
■プーチン氏制圧宣言「ハエ1匹通すな」
戦いが続くなか、ショイグ国防相は、突如行われたプーチン大統領との会談で、マリウポリを制圧したとする一方、製鉄所には2000人のウクライナ兵らが残っていると報告しました。
これに対し、プーチン大統領は、次のように話しました。
プーチン大統領:「工業地帯への強襲は、得策とは思えない。中止を命じる。兵士と将校の命と健康を守ることを考えなければならない。地下墓地のようなところをはいずり回る必要はない。ハエ1匹通れないよう、工業地帯を封鎖せよ」「“マリウポリ解放作戦”の完了を祝福する。感謝の意を隊員に伝えてほしい。南部の重要な拠点を制圧したことは成功だ。おめでとう」
■ロシア軍“攻撃中止”製鉄所を襲撃か
ロシアからの一方的な完全制圧宣言を、ウクライナ側は否定しています。
マリウポリ市長顧問:「プーチンの言葉は攻撃の停止を意味するのではなく、ただ完全に包囲をするということ。実際、アゾフスタリ製鉄所の防衛軍と民間人の状況は変わらない。プーチンは何かしら勝利を証明したいが、実際の勝利はない。でっち上げ行為は、ロシア人がいつもやってきたことだ」
そして、ウクライナ軍によりますと、ロシア軍はプーチン大統領が攻撃を中止するとしていた製鉄所への攻撃を試みていると発表しました。
(「グッド!モーニング」2022年4月22日放送分より)
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