3年前、上益城消防組合に勤務していた男性職員が自殺したのは上司のパワハラが原因として、遺族が提訴しました。
遺族は消防組合に対し、合わせて4000万円の損害賠償を求めています。
この問題は2019年5月、上益城消防組合に勤務していた男性職員が「パワハラを受けた」などの文書を残し、自殺しているのが見つかったものです。
その後、第三者委員会は元上司のパワハラを認め自殺の一因と指摘。
また、去年1月には公務災害にも認定されています。
27日は、男性の遺族が熊本地裁に提訴。
「組合は消防庁から通達があったにもかかわらず、管理職に対し実効性のあるハラスメント研修を男性が自殺するまで開いていなかった」などとし、合わせて4000万円の損害賠償を求めています。
TKUの取材に対して亡くなった男性の妻は「元上司は最後までパワハラを認めなかった。二度と同じようなことは起きてはいけない」とコメント。
上益城消防組合は「訴状を確認し次第、適切に対応したい」としています。
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